大学生nashikuraのブログ

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【新潟大学二次】【体験記】数学が難しすぎる新潟大入試を、合格者が得点公開とアドバイスをする【理系】

 どうも、大学生のnashikuraです。

 

 

 受験生の皆様、いつもお勉強お疲れ様です。

 

 共通テストも終わり、国公立大学の出願締め切りも迫ってきました。

 どこの大学に出願しようかまだ迷っていらっしゃる方も多いかと思います。

 

 

 今回は、僕が実際に受験した新潟大学の二次試験の得点を公開し、受験をする上でのアドバイスをしたいと思います。

https://www.niikei.jp/84218/

 

 新潟大学志望、特に理系志望の方には参考になる内容だと思いますので、ぜひ最後までお読みください!

 

 

 

 

 

 

 

僕の受験情報をざっくり

 僕は2020年(2019年度)に高3で大学受験をし、現在は大学3年生です。

 2020年2月に新潟大学工学部(一般前期日程)を受験し、合格をいただきました。

 

 新潟大学は第一志望ではありませんでした(第一志望は東京都立大学)が、センター試験での出来と科目の比重を考えて、最も自分に有利な配点であり、かつ行きたい学部学科があると知ったため、受験をしました。

 

 併願は立命館大学で、センター利用では不合格でしたが、一般入試では2つの日程で合格をいただきました。

www.nashikura.com

 

 僕が受験したのは3年前と少し古いですが、二次試験に関しては傾向は概ね同じなので、点数や難易度の部分では参考になるかと思います。

 また、2021年、2022年の入試についても書くので、そこも参考になると思います。

 

 

2020年新潟大学工学部(一般前期)の僕の得点

 実際に開示請求をして、いただいた得点表がこちらです↓

 少し見えにくいので下に書きます。

センター試験(圧縮)(現:共通テスト)………552.6/800 (得点率:69%

(リサーチはC寄りのB判定だった気がする)

二次試験

数学………90/300 (得点率:30%) 

物理………133.3/200 (得点率:66.65%

英語………106/200 (得点率:53%

三科目合計………329.3/700 (得点率:47.04% 

 

試験順位………116位/539人 (倍率は約1.5倍で、合格者数はおよそ350人でした。)

 

 以下が2020年度の工学部の前期入試の平均点です。

・センター試験(一次)………545.0/800 (得点率:68.1%) 

・三科目合計(二次)………315.5/800 (得点率:45.1%) 

引用(https://www.niigata-u.ac.jp/wp-content/uploads/2019/07/databook_2020.pdf

 

 センター試験、二次試験とも平均得点率より1~2%高いという結果でした。

 

 

科目ごとの手応え、アドバイス

※化学に関しては受験していないので分からないです、ごめんなさい。

数学

 とりあえず、数学はマジで難しかったです。

 過去問を解いていた感じこの難易度は覚悟していましたが、本当に全く解けませんでしたね。おそらく0完で、全部途中点で稼いでいると思います。

 周りに聞いていても、数学で半分を取れた人は工学部にはほとんどいないですね。僕は3割ジャストでしたが、平均点もおそらく3割台だと予想しています。良くも悪くも差はあまり付かないですね。

 そのため、過去問でも解けなくても焦らないことが重要です。3割の僕でも半分以上の順位で合格しているので、本番で取れるところをしっかり取って落とさないことに尽きると思います。

 

物理

 物理に関しては基本的な問題が多く、点数を稼ぎやすい科目だと思います。問題集を何周もし、本番までに苦手な部分を無くすことが必要です。そして、本番はとにかく変なミスをせず、着実に解いていくことが重要だと思います。

僕はセンター試験での物理が約6割と低かったですが、その後1カ月間は物理:数学:英語をおよそ6:3:1の比率で勉強したことでかなり伸びましたので、最後まで諦めずにやった方がよいです。

 

英語

 そして、英語なんですよ。

 僕は英語が一番得意で、センター試験は9割以上でしたが、二次では5割強と全然取れませんでしたね。数学や物理とは異なり、英語は自由英作文などがあって採点基準が不明瞭なので、正直どこが取れなかったのかは分からないです。

 ただ印象的だったのが、2020年の英語の自由英作文には面白い問題が出たんですよ。

それがこちらです↓

www.youtube.com

 なんと、あの人気Youtybeチャンネルの「はなおでんがん」でも紹介されてました。

 内容はYouTubeに関してで、「Do you think becoming a Youtuber is a good career choice? (一部略)」(100語以内)という問題でした。

 僕は高校生の頃からYoutubeは大好きでしたので、結構すらすら書けた記憶があります。しかし、点数あまり良くなかったので、正直なところどれくらい影響があったのかは分かりかねます。

 しかし、英作文の対策にしておくに越したことはないので、受験をする方はぜひ頑張ってみてください。英作文以外に関しても、長文等もそれほど高難易度の問題は出ない傾向があるので、国公立二次の基本的な対策で十分だと思います。

 

 

2021年、2022年の得点率について

2020年は少し古いので、2021年と2022年の前期試験の平均点を見てみます。

 

2021年

・共通テスト重視型

共通テスト………558.8/800 (得点率:69.9%) 

三科目合計(二次)………261.6/500 (得点率:52.3%)

・個別学力検査重視型

共通テスト………200.6/300 (得点率:66.9%) 

三科目合計(二次)………295.2/500 (得点率:59.0%)

 

2022年

・共通テスト重視型

共通テスト………502.9/800 (得点率:62.9%) 

三科目合計(二次)………272.3/500 (得点率:54.5%)

・個別学力検査重視型

共通テスト………162.8/300 (得点率:54.3%) 

三科目合計(二次)………256.4/500 (得点率:51.3%)

(引用

https://www.niigata-u.ac.jp/wp-content/uploads/2021/06/databook_2022.pdf

https://www.niigata-u.ac.jp/wp-content/uploads/2022/07/databook_2023.pdf

 

 二次試験に関しては20年と比較して、21年、22年の方が得点率が高いです。

 

21年、22年の傾向が続けば、

共テリサーチでB判定以上あれば、二次で平均を少し切っても合格できるので、得点率50%が合格の目安になると思います。

共テリサーチでC判定以下であれば、二次では平均点以上が求められるため、合計得点率60%を目指して頑張ってください特に個別重視型であれば二次の比重が大きいため、D・E判定でも逆転できる可能性が十分にあります

 

 

全体的なアドバイス

試験日程に関して

 二次試験で三科目しか課さない大学としては珍しく、前期日程が2/25と26の2日間あります。おそらく1日目が数学と理科(1科目)、2日目が英語になるかと思います。

そのため、共通テスト同様、1日目の試験後は出来不出来に関わらずさっさと内容を忘れ、2日目に備えることが重要です。

 

試験順位に関して

 新潟大学工学部の一般入試は、工学部一括で試験を行って合格者を出し、上から順に志望の分野やプログラム(学科のようなもの)に配属されるという感じです。

そのため、分野にこだわらないのであれば、上から350人以内に入っていれば倍率に関わらず合格できるので、他の大学よりはセーフティーネットが広いかと思います。

ただ、特定の分野やプログラムに行きたいのであれば、ぜひ上位での合格を目指してください。(ちなみに、工学部内では建築は一番人気らしいです。)

 

大学へのアクセス(電車を使う人)

 工学部は広いキャンパスの端っこにあるため、工学部の受験生は越後線の「新潟大学前駅」ではなく、絶対に隣の「内野駅」で降りてください。大半の受験生が「新潟大学前駅」で降りると思いますが、それに惑わされないでください。

「内野駅」から工学部棟は徒歩約10分ですが、「新潟大学前駅」からだと20分以上は確実にかかるので、めんどくさいことになりかねないです。

以下が最も早いルートです↓

 不安な方は、前日に下見に行くことをおすすめします。僕も県外からの受験生だったので前日に下見をしましたが、結構下見をしている人は多かったので、余裕のある方はぜひしてください。

 

試験会場について

 上でも書きましたが、工学部の試験会場は工学部棟になるかと思います。新潟大学内でも、工学部棟は比較的綺麗な方だと思いますので、そこはご安心ください。

そして、入試本番は、同じ教室内にはほぼ男しかいないと思っておいた方が良いです。共学や女子校出身の人には異様な雰囲気に映るとは思いますが、ぜひ動揺をせずに試験に臨んでほしいです。

 

 あと、受験票は忘れると面倒なことになるので、ぜひ忘れないようにしてください。

僕は実際に忘れました(笑)

www.nashikura.com

 

 

 

まとめ

 いかがでしたでしょうか?

 

 この記事では、新潟大学二次試験の理系数学は、医学部や歯学部で志望でなければ、3割の得点率でも十分合格できる、ということを最も書きたかったです。

 僕が受験生の頃には二次試験に関する情報があまりなく、過去問を解いていても数学が本当にできなかったため、何度も絶望的な気持ちになりました。

しかし、蓋を開けで見れば、数学は30%の得点率で、しかもおそらく0完の解答でも、半分以上の順位で合格していました。

そのため、これを読んでいる受験生は、過去問で数学が全然できなくても、絶対に悲観的な気持ちにならないでください。あなたが苦戦している問題は、多くの人も苦戦しているので、差はあまりつきません。それよりも、取れる問題をいかに落とさずに取るかが合否を分けると考えています。

 

 

 受験生の皆様、応援しています!

 

 

 この記事が少しでも受験の参考になれば幸いです。

 

 最後までお読みいただきありがとうございました!