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【現役大学生より】大学で理系に進んで感じたメリット5選【実体験】

どうも、大学生のnashikuraです。

 

 

この記事では、2023年度現在理系の大学4年生である僕が、今までの経験を基に大学で理系に進んで感じたメリットを5つ紹介したいと思います。

 

進路選択に迷っている高校生や、理系に進みたいけどメリットがいまいち分からない、というような方々の参考になれば幸いです。

ジオメトリ, 数学, 音量, 水面, 学校, 学び, 学ぶ, 算術, 方式

 

 

 

 

 

半強制的に学問の知識やスキルが身に付く

まず、文系と比較するとかなりの知識やスキルが”ほぼ強制的”に身に付きます。

大学の理系では、日々の授業で(大半の文系と比較すると)かなり多いレポート課題が出されます。さらに、実習や実験などの実際に手を動かして学ぶ授業も少なからずあり、こういった環境で単位を落とさずに頑張るだけでも、ほぼ強制的に知識やスキルが身に付きやすいです。

文系の場合、「日々の授業を真面目に受けている人は少なく、さらに試験前日に徹夜で詰め込んでも多数の単位を取得できる」、と多くの文系の友人から聞きました。(もちろんそうじじゃない学部もあると思いますが、)

一方で理系は、日々の授業をまともに聞いていないとマジで置いて行かれます。高校数学のように、ある一つの部分が分からないとその後のことが一切分からなくなる授業も少なくないため、授業への出席はもちろん、しっかりと受けることも重要になります。また難しい授業であれば、試験の少なくとも1週間前には対策を始めないと落単する可能性が高いです。実習や実験についても、拘束時間が長いだけでなく、その後の解析作業やレポート作成もなかなかしんどいです。

こう見ると理系は大変そうですが、こうした一つ一つの乗り越えていくことで、その分しっかりと知識やスキルがしっかりと身に付きます。

 

研究室で濃い日々が過ごせる

3~4年次以降から配属される研究室でも、かなり濃い日々が過ごせます。研究室は、与えられたテーマを研究するために所属し、約1年配属されます。(大学院まで進学すれば、さらに+2年以上です)

ここでも、大変ではあるものの、非常に濃密な日々が過ごせます。実験をしてデータを収集したり、それを解析して考察を得たり、過去の論文や先行研究を見ながら新たな知見を得たりするのは、なかなかやりがいがあります。基本的に担当教員と相談しながら進めていくのですが、月1~2回ある進捗報告でフィードバックをもらい、それを基に適宜修正していきながら、卒業論文を完成させていきます(厳しい研究室だと、進捗報告で詰められるなんてこともあるようですが…)。研究室には基本的には平日は毎日(短くても5時間程度)行くところが多いようです。

一方で、文系の場合は「ゼミ」というものに配属され、週1回ほど担当教員や周囲の学生と議論したり、自分で文献や過去の論文を読んだりしながら卒業論文を完成させていくようです。ゼミは週1しかないため、学校にも週1しか行かなくていい人が大多数のようです。(僕は文系じゃないので想像も少し入っていると思いますが、だいたいはこんな感じだと思います)

文系の場合は主に資料や文献を見て進めていくようですが、理系の場合は資料や文献を見るだけでなく、実際に自分でデータを実験や解析を通じて取得することで完成させていくため、圧倒的な時間と労力がかかります。実験や解析や基本的には上手くいかないため、試行錯誤を繰り返しながら進めていくことになります。そこが大変である分、自分の力になっていると感じる部分でもあります(まさにPDCAサイクル)。また、専門分野での解析ソフトやプログラミングの知識・スキルも付随してつけることも可能なため、将来的にも研究室での経験が多いに役に立つ可能性が高いです。さらに、中間・卒論発表会や、外部の学会発表などでも大勢の専門家の前で何度も自分の研究を発表する機会があり、そこで身に付いた発表スキルは社会人になってからも絶対に活きます。(英語のスキルも身に付きます)

 

同じ分野に興味のある友達が多くできる

これは文理問わずだとは思いますが、理系の方がその傾向が強いと実感しています。なぜかと言うと、理系の方が学部学科が細分化されており、人数が少数であることが多いからだと思います。

文系の場合、例えば経済学部だと、経済学部○○科が3つくらいしかない大学が多く、その科も100人程度の人数であるところが多いです。(もちろんこれも大学と学部による)

しかし、理系の場合はほとんどの大学で、□学部○○科の科が5~10個くらいあるところが多く、しかもその一つ一つの人数が数十人程度と少ないです。そのため、よりニッチな分野に関心がある人同士が集まる傾向があり、それ関連で友達も多くできる可能性が高いです(僕の場合は、都市開発や交通関連の話で日々盛り上がったりします)。また、学科が細分化されている分、就職活動でも受ける企業群が被ることが多く、または同じ企業に就職する可能性も十分あり、そういった点もかなり面白いと思います。

 

就職活動が比較的楽にできる

これは僕が感じた最大のメリットです。

文系と比較すると、理系の就活はかなり楽です。なぜかというと、そもそも理系の学生が少ない上に、理系の職種が多いからです。

例えば、トヨタ自動車の2021年度の新卒採用人数は、事務職約50人に対し技術職約300人と、これだけでも単純に計算すれば理系(技術職)の方が入社しやすいです。その上で、大学生の文理比率は文:理=7:3です。自動車メーカーを例に出しましたが、技術大国日本の大手企業ではこのように理系の採用人数が多いのみならず、理系学生の母数が少ないので、文系よりもスムーズに就活が進みやすいです。

公務員試験を受ける場合でも、文系学生が集中する行政職の倍率よりも、理系学生が受ける土木、電気、化学、農学、機械、建築などの区分の方が倍率が低く、比較的合格しやすいと言えます。

 

実際に、僕は就活で文系職、理系職をどちらも受けましたが、やはり理系職(特に大学の専攻と直結している職種)の方が圧倒的に内定をもらいやすいと実感しました。理系職は公務員・民間ともに複数から内定をもらいましたが、文系職では最高でも2次面接まででした。(ちゃんと対策してなかった面もありますが(笑))

 

さらに、大学院まで進学すると教授とパイプのある企業から推薦をもらえる可能性もあり、負担の少ない選考で大手企業から内定をもらえることもあります

 

将来の選択肢が増える

これもかなり大きなメリットだと思います。

まずは就職活動についてです。

文系の場合は基本的には文系職(営業や事務等)しか受けることができませんが、理系の場合は自分の専門分野の技術職や研究職に加え、隣接分野の技術職、さらには文系職も受けることができます(隣接分野というのは、例えば土木工学専攻の場合、建築学、地質学、環境学、化学など)。そのため、理系の場合は仮に専門分野が自分に合わないとなっても、文系職に就職することも十分可能ですが、文系の人は基本的に理系職を受けられないため、この点は理系の大きなメリットです。

 

次に企業選びに関してです。

担当教授が顔の広い人であれば、企業側が研究室に来て説明会を開いてくれたり、インターンシップを来てほしいと勧誘したりすることも結構あります。また、過去に所属していた先輩がリクルーターとして研究室を訪れて学生を勧誘することもあります。こんなこともあるため、自ら積極的に就職活動を行わなくても、楽に企業選びができる側面があります

 

そして、大学院への進学に関しても柔軟性があります。

文系の場合は、大学院の進学すると就職が不利になるという風潮があるため、9割以上が学部卒で就職します。一方で理系の場合は、むしろ大学院進学によって就職やその後が有利になることが多いです。そのため、学部卒での就職する人もいれば、大学院(修士)にも後ろめたさなく進学して就職する人が多く、さらにその後大学院博士課程に行く人も少なからずおり、選択肢はかなり多いです。

 

まとめ

今回は、大学で理系に進んで感じたメリットについて以下のものを挙げました。

強制的に学問やスキルが身に付く

研究室で濃い日々が過ごせる

同じ分野に興味のある友達が多くできる

就職活動が比較的楽にできる

将来の選択肢が増える

 

この記事が少しでも参考になれば幸いです。

 

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最後までお読みいただきありがとうございました!