どうも、大学生のnashikuraです。
よく大学生は、「就職活動で有利になるからTOEICを受けとけ」、「最低○○点はないと詰む」などと言われることがあると思います。
しかし、なかなか信憑性の高い情報がなく、何を基準に考えればよいのかわからなくなると思います。
そこで今回は、TOEIC830点の僕の就職活動の実体験を基に、各業界や企業の選考において有利になったのか、について書いていこうと思います。
僕が受けていた業界・職種は、公務員、インフラ業界(建設コンサル):理系職(土木系など)、教育業界と航空業界:文系職(事務や管理系)などです。
TOEIC800点が少しでも有利になると感じる業界
航空業界(航空会社、空港会社)
これは当たり前かもしれませんが、航空業界は就活生の英語力を重視しているように思いました。
エントリーシートに英語その他の公的試験(英検、TOEIC、TOEFLなど)の点数を記載する欄や、語学のコミュニケーションレベルを記載する欄もありました。(資格欄とは別に、語学のみの資格欄がありました)
航空業界は、英語力に自信がある人が集まる業界ではあるものの、やはり800点以上のスコアを持っている人は少数派だと感じました。
帰国子女や海外留学経験者を除けば、800点以上は文系理系問わずそれほどいるわけではないので、自信を持ってよいと思います。
建設コンサルタント(測量会社、地質調査会社など)
意外に思いましたが、建設コンサルタント業界も英語力を重視している印象でした。
最近は国内事業にとどまらず、JICA等を通じて発展途上国などでも事業を行う会社も多く、英語力のある社員は重宝されるとの印象を受けました。
特に技術職であれば、理系で800点以上を持っている人はなかなかいないため、結構アピールできます。
僕も実際に面接で、「TOEICの点数が高くて英語力もあるようだけど、海外での仕事とかも興味ある?」などと聞かれ、仕事への意欲をアピールできたと思います。
国家公務員
まず国家総合職であれば、最終合格者決定の際に、一定以上の英語試験のスコアを持っている人に点数が加算されます。
具体的には、TOEIC730点以上で25点が最終合格決定の際に加算されることとなり、そこそこ大きいアドバンテージです。
また、総合職・一般職・専門職問わず、官庁訪問の面接の際にも英語力をアピールできる機会もあります。
僕の実体験ではありますが、面接カードの資格欄にTOEIC830点と書いたところ、官庁訪問をした2つの省庁のどちらからも、面接で良い反応をいただきました。
国際的な業務が多い省庁や、英語を使う機会の多い機関では、間違いなくTOEIC800点以上はプラスに働くと感じました。
※公務員志望者は民間志望者と比較して英語が苦手な人が多いため、その面でもTOEIC800点以上は良い意味で大変目立ちます。
大学職員、独立行政法人
大学職員と僕が受けたほとんど独立行政法人(○○研究所が中心)でも、英語力が重視されている印象を受けました。
エントリーシートにTOEICの点数を記載する欄があったり、面接でも英語力について触れられたりしました。
大学職員であれば、留学生や海外大学との共同研究の対応、海外にある姉妹校との連携など、国際的な業務が近年は特に多くなっている感じでした。
独立行政法人(研究機関)も、外国との共同研究や外国の研究者の受け入れだったり、技術的な国際基準などを理解する必要があり、そういった面で英語力が重視されていると感じました。
TOEIC800点を取るコツを書いた記事かこちらです↓
TOEIC800点が一切有利にならないと感じる業界
地方公務員
地方公務員に関しては、TOEICの点数は一切関係ないと実感しました。
エントリーシートの資格欄に書きましたが、受けたすべての自治体のすべての面接で、一度も英語に関しては触れられませんでした。
僕の周囲で地方公務員の内定をもらった人も、ほとんど全員がTOEICを一度も受けてすらいませんでした。
まとめ
TOEIC800点が少しでも有利になると感じた業界
・航空業界(航空会社・空港会社など)
・建設コンサルタント(測量会社、地質調査会社など)
・国家公務員
・大学職員、独立行政法人
TOEIC800点が一切有利にならないと感じた業界
・地方公務員
結論としては、地方公務員を除き、僕が受けたほとんどの業界・企業でTOEIC800点は有利になると感じました。
今後もさらなるグローバル化により、多くの企業がTOEICの点数を重視する時代がまだまだ続くと考えてます。
そのため、就活生はぜひTOEICで高得点(できれば800点以上)を目指し、取得して選考に有利に働かせてほしいです。
ただ注意してほしいのは、TOEICの点数は就活生を測るただ一つの指標にすぎないということです。
つまり、TOEIC990点満点の人がいたとしても、志望動機などがしっかりしていなければあっさりと落とされるように、TOEICの点数だけで採用されるといった甘い話はどの業界でも一切ないです。
逆に、TOEICの点数が低い、またはスコアを持っていなかったとしても、他の部分でしっかりとアピールすれば、英語力が重視されている業界でも十分内定を狙えます。
そのため、TOEICの点数がたとえ高くても低くても、就活生には油断せずに全力で就活の準備を行ってほしいです。
最後までお読みいただきありがとうございました!