【キャリア官僚】国家総合職に強い大学の学部学科【公務員】【理系】【文系】
どうも、大学生のnashikuraです。
今回は、公務員試験に有利で、国家公務員総合職、いわゆる”キャリア官僚”の試験に有利な大学の学部学科を紹介していこうと思います。
一昔前までは、キャリア官僚になるのは東大出身でないと無理と言われていましたが、時代は変わってきています。
近年では、地方国立やMARCH関関同立からの最終合格者も増えており、そういった大学からでも十分目指せます。
実際に僕が通っている地方国立大(旧帝でない)でも、今年は20人以上が最終合格をし、内定を持っている人も何人か知っています。
そこでこの記事で着目するのが、大学名ではなく、学部学科です。
公務員試験は独特ですので、有利な学部学科で勉強していれば、受かる可能性は高くなるはずです。
そして、仮にスーパー高学歴でなくても、適切な学部学科でしっかりと勉強、対策を行えば、合格率を高められます。
今回の記事では、そんな将来的に公務員、特にキャリア官僚を目指している高校生や受験生の参考になると思いますので、ぜひ最後までお読みください!
試験の合格と内定のしやすさは様々な側面から測ることができますが、この記事では、採用人数と倍率という2つの部分からアプローチしたいと思います。
目次
はじめに
総合職試験には、大きく「法文系」、「理工系」、「農学系」の3つの区分があります。
大卒程度の限定して見てみます。
(※カッコ内は2020年の採用予定数と、2021年度の倍率です。)
1.法文系………
・政治・国際(40人・5.2倍)
・法律(155人・15.7倍)
・経済(60人・6.0倍)
・人間科学(10人・9.8倍)
2.理工系………
・工学(75人・4.0倍)
・数理科学・物理・地球科学(10人・5.4倍)
・化学・生物・薬学(15人・11.5倍)
3.農学系………
・農業科学・水産(25人・4.0倍)
・農業農村工学(20人・2.3倍)
・森林・自然環境(10人・5.6倍)
採用人数で見る
採用人数で見てみると、法律、工学、経済、政治・国際の順に多いです。
文系であれば、
・法学部
・経済学部
・政治系学部
・国際系学部
が強いと言えます。
専門科目はもちろんそうですが、教養科目でも法律、経済、政治の出題数が多く、これらの学部出身であれば、有利になることは間違いないです。
また、最終合格の点数に、TOEICなどの英語試験の点数が加算されるとい仕組みもあるため、国際系の学部出身者もそこでは有利になりそうです。
理系であれば、工学区分が圧倒的ですね。
学部で言えば、
・工学部
学科で言えば、
・機械
・土木
・建築
・電気電子
・情報
・材料
が強いと言えます。
工学区分は、専門科目のおよそ半分が選択問題となっており、その選択問題は大学の上記の学科で教わる内容です。そのため、特にこれらの学科が有利になります。
また、土木は国家一般職や地方上級の理系職で最も採用人数が多いため、そちらも検討している人は土木が最も公務員試験に強い学科と言えます。
(ちなみにこの記事を書いている僕も土木を専攻しています)
倍率で見る
倍率で見てみると、農業農村工学、工学=農業科学・水産、政治・国際、数理科学・物理・地球科学、森林・自然環境、経済の順に低いです。
文系は相変わらず経済や政治系、国際系の学部が強いです。
ただ、理系は工学部に加えて、
・農学部
・理学部
も強いです。
また、これ以外の学部でも、数的処理と呼ばれる中学受験算数みたいな科目(出題数も多い)が教養試験にあり、理系はその部分で必然的に有利になると言えるでしょう。
ただ、全体的な採用人数が少なく、過去問や問題集などもあまり出回っていないので、少し注意が必要ですね。
おまけ
なお、国家公務員総合職試験の最終合格者の大学別ランキングは以下の通りですが、近年は東大や京大をはじめとした難関大学からの合格者数が減少傾向です。(おそらく受験者数も減っていると思われますが。)
冒頭でも書いたように地方国立やMARCHクラスの大学からの合格者も目立ってきています。そのため、東大でないと官僚になればい、という時代からは変わったと言えると思います。
(※最終合格=内定ではないです)
まとめ
まとめると、国家公務員総合職の試験に有利な学部学科は、
文系であれば、法学部・経済学部・政治系学部・国際系学部
理系であれば、工学部(機械・土木・建築・電気電子・情報・材料)、理学部、農学部
です。
将来、キャリア官僚や公務員を目指している人は、公務員試験の受験のしやすさから進学する大学の学部学科を選んでみるのも一つの手ではないでしょうか。
この記事が少しでも進路の参考になれば幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました!
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