大学生nashikuraのブログ

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【体験談】民間就活と公務員試験の両立は、十分に可能だという話【就活】

どうも、大学生のnashikuraです。

 

 

就職活動において公務員試験の受験を検討している場合、「民間企業にも興味があるが、公務員試験と両立して行うことは可能なのか?」ということについての疑問をよく耳にします。

 

僕の実体験から得た結論をしては、「忙しくはなるが、十分に可能」です。

僕はごく普通の大学生と同じく大3の6月頃から就職活動をはじめ、かつ文系学部よりも忙しい理系学部に所属していながらも、民間就活と公務員試験を両立させることができました

結果としても、希望する民間企業と公務員の官庁のどちらからも内々定を得ることができました。

 

今回の記事では、そんな僕の就活の体験談を書くことで、民間就活と公務員試験をどのように両立していたのかについて深堀りしたいと思います。

就活において、民間と公務員のどちらも希望している方の参考になると思いますので、ぜひ最後までお読み下さい!

 

 

 

 

 

僕が行った就活の流れ

大3 6~7月

・民間

マイナビのサイトから複数の企業の夏季インターンシップに応募

エントリーシートの添削を大学のキャリアセンターで少しやる、WEBテストの勉強を徐々始める

 

・公務員

大学を通じて、希望していた機関のインターンシップに応募

数的推理の勉強を始める(1日平均1時間くらい)

 

大3 8~9月

・民間

オンラインの1day仕事体験に3社ほど参加 

 

・公務員

1週間程度の対面インターンシップに参加

数的処理の勉強を増やす(1日平均2~3時間程度)

 

大3 10~11月

・民間

夏季に行った仕事体験を踏まえ、冬季のどんな企業のインターンシップに参加するか考える+早期選考の受験を検討開始

→オンラインのインターンシップ(2~3日程度)を3社ほど、対面のインターンシップ(2日)に応募

 

・公務員

国家総合職に興味があったため、霞が関での説明会(正しいイベントの名前は忘れました)に参加

→一時的に国家総合職へのモチベーションが上がる

数的処理に加え、専門科目(僕の場合は土木・工学の基礎)の勉強を開始

→1日平均4~5時間程度に勉強時間を増やす

 

 

大3 12~1月

・民間

以前に応募したインターンシップに4社ほど参加(合計で10日程度)

→1社のみ早期選考への案内が来たため、WEBテストの勉強と面接対策(大学のキャリアセンターでの練習)を開始

 

・公務員

10~11月同様、1日平均5時間程度勉強を行う(数的・専門中心)

また、2月に国家総合職の模試を受験予定だったため、それに合わせて教養科目の勉強も行った

→暗記に関しては政治・法律と時事に絞り、歴史・思想・経済などは捨てた

結局、本番でも同様のゲームプランで挑んだ

 

大3 2~3月

・民間

早期選考が開始

→WEBテスト+面接3回にすべて通り、内々定第1号を獲得(2月下旬)

→非常に良心的な企業であり、相談したら夏までに内々定を保留してくれることになった

→これがきっかけで一時的に民間に舵を切り、3月1日の正式なエントリー開始時に10社ほどエントリーする

 

・公務員

2月上旬に大手予備校で国家総合職模試を受験

→その模試に向けて本気で勉強を行ったが、模試終了後は民間にモチベが傾き、2月下旬から公務員試験の勉強をほとんどせず(多くても1日2時間程度)

国家総合職、国家一般職、地方上級(県庁)には一応出願する

 

大4 4~5月

・民間

エントリーした10社中、ESとWEBテストを通過したのが7社程度で、その中から3社程度をに絞り、他は辞退

→2社は一次か二次面接で落ち、残る1社は最終面接まで進んだが、すでに早期選考で受かっていた企業の方が志望度が高く、最終目前で辞退

 

・公務員

4月上旬に国家総合職の一次試験があったが、直前にほとんど勉強をしていなかったのと、民間の方に舵を切っていたため、受験せず

5月中旬になり、民間に落ちた、または辞退したことで、公務員試験に再度本気になる

→基礎はほぼ完成していたので、あとは復習に徹し、6月の試験に備えた(1日平均5~6時間勉強)

(政治・法律・時事に関しては1~2月に暗記した知識がほとんど抜けており、また1からのスタートになって点が非常に辛かった)

 

大4 6~7月

・民間

なし

 

・公務員

5月中旬から行っていた勉強を継続し、6月中旬から下旬にかけて国家一般職と地方上級を受験

→7月の合格発表で、どちらも無事に合格

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官庁訪問や県庁の面接対策は、合格発表前から練習していました

 

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大4 8月

・民間

慎重に判断した結果、公務員の方が志望度が高いために、内々定第一号の企業を辞退

 

・公務員

8/15に正式に国家一般職の内々定の連絡があり、数日後に地方上級も内々定の連絡があった

 

 

僕が民間就活と公務員試験を両立できたと考える理由

就職活動に対するモチベーションがあったから

僕は大学受験に失敗して若干学歴コンプレックスがあり(就活開始時の話で今は特にないです)、さらにコロナの影響で大学1~2年をほとんど楽しめなかったこともあり、「就職活動は全力でやって希望する会社に入りたい」、という貪欲さが人並み以上にありました。(実際、大2の後期あたりから説明会に参加していました)

そのため、「大学3~4年のほとんどを捧げても就活を優先したい」という強い気持ちがあり、しっかりと両立ができたと思います。

就活を全力で頑張りたいと考えている人は、絶対に両立できると思います。

 

大学がそれほど忙しくなかったから

これは結構幸運なことでしたが、大3前期までにほとんどの単位を取得していたため、大3後期は授業が週に4コマのみ(登校が週2日)でした。(大3前期まではかなり忙しかったですが笑)

さらに、大4から配属された研究室は就活を全面的に優先してよいところだったため、時間的な面で非常に恵まれていました。

おそらく、その辺りの文系の人並みに時間的猶予はあったんじゃないかと思います。

こうしたこともあり、就職活動に多くの労力を注ぐことができたと思います。

 

両立することによるメリット

数的推理とWEBテストでは重複している範囲が多く、効率的

公務員試験における数的処理と、民間就活におけるWEBテスト(計数)の部分では重複している部分が多いため、しっかり勉強をすることでどちらにおいても得点源を確保することが可能です。

また、公務員試験の一般教養(時事や政治など)を勉強することで、WEBテストの一般常識的な箇所でも得点が稼げます。

 

民間就活の方が日程が早いため、公務員の面接練習になる

上記の僕の体験談にもあったように、民間就活の方が日程が早いため、早いうちから多くの面接をこなすことができます。

公務員専願の人に比べて圧倒的に面接の場数を踏むことができ、非常に有利になります。

 

視野が広がる

両立を行うことで、就活全体の視野を広げることができ、面接で話すネタにもなります。

例えば、僕の専門である土木の業界の話にはなりますが、公共工事を発注するのは公務員で、それを受注して設計や施工を行うのが民間企業ですが、どちらの業界研究も行うことで理解を深めることができました。

そして、面接においても、民間でなく公務員を志望する理由(またはその逆)についても的確に自分の考えを持ちながら話すことができ、高い評価を得られる機会が多かったと考えています。

 

 

両立することで発生するデメリット

忙しくなる

どちらかのみに絞っている人に比べてやることが2倍近くあるわけですので、当然忙しくなります。

実際に僕が就活を本格的に行っていた期間(大3の6月~大4の7月)までに遊びに出かけたのは本当に数え切れるくらいでした。

要領の良い人であればもう少し上手にやれるとは思いますが、ある程度の忙しさは覚悟する必要はあります。

 

どちらも中途半端になる可能性がある

大学が忙しくて時間がなかなか取れない人や、就活に対するモチベーションがあまりない人というような人は、どちらも中途半端になってよい結果が臨めない可能性があります。

民間の場合は業界研究や企業研究を徹底的に行う必要がありますし、公務員試験も毎日コツコツと継続的に勉強を行う必要があります。

両立が難しいと判断した場合は、だらだらとどちらも続けるのではなく、思い切って志望度が低い方を切って、志望度が高い方に全集中することをおすすめします。

 

 

さいごに

いかがでしたでしょうか?

今回の記事では、民間就活と公務員試験の両立は十分に可能であることについて、僕の実体験を踏まえながら書きました。

公務員が第一志望の人でも、民間就活も行うことで発生するメリットが多くあり、少しでも民間企業に興味のある学生は積極的にエントリーしてほしいです。(エントリーして失うものなんて何もないですしね笑)

 

この記事が、民間と公務員で迷っている、または両立できるか不安である就活生の参考になれば幸いです。

 

 

最後までお読みいただきありがとうございました!