どうも、大学生のnashikuraです。
今回は、実際に僕が大学受験に失敗して良かったことについて書いて行こうと思います。
ここで言う僕の失敗とは、国公立を目指している状態で、一次試験(センター試験)でボーダーに点数が足りず、第一志望の大学の受験すらできなかった、という失敗です。
受験生の方は絶対に失敗したくないと思いますが、万が一失敗をしても、別に人生が終わることもないし、むしろそれがプラスに働く場合もある、ということについて、実体験を踏まえて解説します。
大学受験に不安がある人や受験勉強に疲弊したしまっている人、大学受験に失敗してしまって絶望している人がいれば、ぜひ最後までお読みください。
目次
僕の経歴について少しだけ
まず、本題に入る前に、少しだけ僕の経歴について書きたいと思います。
プロフィールにもありますが、僕は2021年度現在、地方国立大学の2年生で、工学部に所属しています。
大学受験はセンター試験(現:共通テスト)で大失敗をし、第一志望のボーダーには点数が及ばず、それまでは目も向けていないような大学(現在の大学)にレベルを落として受験し、一般前期で合格しました。
(僕のセンター試験の失敗談の記事です↓)
もともとの第一志望である千葉大や東京都立大は、模試では平均B判定くらいと少し余裕を持たせた志望校であったため、本番でそこに届かなかったのは本当にショックで、数週間ほどは死にたいと思うくらい気持ちが落ち込んでいました。
そんな中、私大の入試までになんとか持ち直し、私大は立命館大理工学部と日大理工学部のの複数の日程に合格しました。
そして、国立の前期日程もなんとかクリアし、合格することができました。
しかし前述したように、進学した国立大は第一志望とはレベル的にも距離的にも程遠かったため、入学後最初の数カ月はかなり学歴コンプに陥り、コロナ禍も相まって鬱寸前の状態でした。
ここまでだと、大学受験に失敗して良かったことなんて無いと思うと思いますが、この時から現在までの約1年半の間に僕は様々な経験をし、大学受験に成功していたらきっとしていなかったことも多くできたと感じています。
以下は、その経験から、大学受験に失敗して良かったことについてです。
大学受験に失敗して良かったこと3選
➀良い意味でプライドが捨てられた
大学受験に失敗したことで、直後はプライドに大きな傷が付きましたが、時間が経つにつれてプライドをかなり捨てることができるようになりました。
自分で言うのも何ですが、僕は小中学校時代は比較的学力は優秀で、高校も地元の県内ではトップクラスのところに進学したため、ある程度プライドというものが備わっていました。
良く言えば、自信を持っていたところがありますが、悪く言えば、自分より低い偏差値の高校に行っている人を心の中で見下したり、このまま行けば自分の将来は安泰だ、とも考えていました。
(今思えば、ただの世間知らずの舐めたガキですね(笑))
しかし、大学受験に失敗したことで、時間はある程度かかったものの、これらのプライドは完全に打ち砕くことができました。
学力に関するプライドはもちろんですが、一人暮らしを始めたことも相まって、それ以外にも世間体的な部分に関するプライドも結構なくなりました。
プライドが無くなってからしている行動の具体的なところで言うと、底辺職と呼ばれる現場でたくさんアルバイトをしたり、余計なところにお金を使わなくなったりしたことです。
アルバイトについては、引越し屋、工場、搬入搬出現場などの様々な低賃金な肉体労働を経験したりと、おそらく一般的な大学生であればほとんどがしないであろうアルバイトもしています。
お金の面については、かなりケチになりましたね。
サークルの飲み会や会食にはほとんど行きませんし、行ったとしても後輩に奢ることもほとんどないです。
服も最低限の身だしなみだけをするようにし、またブランドものとは縁がないです。
周りから見れば卑しい奴だとは思いますが、何せプライドがほとんどないのでね、、、
アルバイトに関しては、様々な職種を経験したことで多くの知識が身に付き、自分の将来を考える上でも参考になっている部分が多いです。
お金に関しては、単純に浪費することがほとんどなくなり、本やブログ、一人旅など、有益なものに使う機会を増やすことができました。
プライドが捨てられたのは、かなり大きなメリットだったと思います。
②大学の勉強がそれほど苦じゃない
第一志望にギリギリ合格した人と、滑り止めに余裕を持って合格した人では、一般的に考えれば後者の方が入学後はラクであると思います。
僕も後者であるため、決してラクとは言えませんが、ある程度余裕を持って大学生活が送れています。
高校の同期などで第一志望に合格して通っている人は、特に理系ではかなり苦労しているという人もいますし、単位を落としてしまっている人も結構います。
その点、僕は今のところ単位はすべて取れていますし、成績も学科内では上位の方です。
学科内で上位の成績を取っていれば、研究室配属も選び放題だと聞きますし、大学院試験の筆記試験の免除制度があるらしいので、かなり大きなメリットだと思いました。
逆に、僕は高校時代はギリギリで合格した側だったため、常に周りのレベルに圧倒されていて、現在の大学よりも高校の方が圧倒的に辛かったですね。
③この失敗をバネにして頑張る気になった
大学受験に失敗し、僕は一つ大きなことを学びました。
それは、どこに所属しているかではなく、自分がその環境でどのように頑張るかの方が重要である、ということです。
僕は中学時代、県内最底辺クラスの私立中に行っていましたが、そこから本当に死ぬ気で努力をし、県内トップクラスの公立高校に合格できました。
しかし、高校時代は県内トップクラスの学校に行っていたにも関わらず、周りの圧倒的な学力を見て萎縮してしまい、自分のレベルはここまでかと限界を決めてしまって、結局は大学受験には失敗してしまいました。
このように、所属している団体に関係なく、結局は自分の頑張り次第で将来を変えられる、ということを理解しました。
そして、大学は本命ではないものの、この環境下で4年間どのように頑張るかを常に考える癖が付きました。
大学に入学して約1年半、僕は様々なアルバイトをして社会を見てみたり、このブログを始めて情報発信をしたり、(結局約半年で退部はしましたが)大学の部活に入ってみたり、TOEICの勉強を頑張ってで800点台を取ったり、少し早めに企業や官公庁の説明会に参加してみたりと、将来役に立ちそうなことをできる限り行うようにしています。
これらの頑張りが就職活動や将来にどのように響くかは分かりませんが、少なくとも何もしていないよりは良いと考えました。
高校時代は、「○○高校の俺」という自分に自惚れていましたが、結局は卒業した次の日からは「何もない俺」になっていました。
おそらく第一志望の大学に受かっていたら、高校時代のように肩書きだけに自信を持ってしまっている可能性が非常に高かったように思います。
そして、ここまで積極的に行動をすることはできず、また将来思うような進路を辿ることができない可能性が高まったと思います。
その点、大学受験は第一志望に受からなくて良かったと思いました。
まとめ
今回は、大学受験に失敗して良かったことについて、以下の3つを紹介しました。
➀良い意味でプライドが捨てられた
②この失敗をバネにして頑張る気になった
③大学の勉強が大変じゃない
受験生には、大学受験は本気で頑張ってほしいと思いますが、別に第一志望に合格しなかったとしても、それだけで死ぬ訳ではないですし、まだまだ将来は長いです。
僕のそうだったのですが、やはり受験生は本当に長い時間を受験勉強に捧げているので、どうしても大学受験がすべてだと思ってしまします。
そして、絶対に合格する、から、失敗したらどうしよう、という気持ちになってしまいがちです。
しかし、万が一失敗したとしても、この記事で書いたようなメリットもあります。
また、現役生であればまだ17~18歳と年齢も大変若いので、将来の選択肢も本当に幅広いです。
受験勉強が上手くいっていない人も、ぜひそこまで悲観的にならずに、せっかくなので、楽しんで大学受験に挑んでほしいと思います。
大学受験という経験は良くも悪くも一生の思い出になるので、最後まで全力を尽くしてください!
応援しています!
他にも大学受験に関する記事を書いていますので、ぜひそちらもお読みください↓
最後までお読みいただきありがとうございました。