【現役学生が考察】地方国公立大学に向いてる人・向いていない人の特徴
どうも、大学生のnashikuraです。
今回は、現在地方国立大学に通っている僕が、地方国公立大学に向いてる人・向いていない人について書いていこうと思います。
主に僕自身の経験や、周りの人からの情報を基に書いていきます。
受験生や、進学したい大学について迷っている人の参考に少しでもなれば幸いです。
目次
地方国公立大学に向いてる人
落ち着いた環境で勉強したい人
まずはこれですね。
地方国公立は真面目な学生が多いため、勉強に集中しやすいです。
東京の一部私立大学であるような、〇行事件、〇犯罪、〇物使用などの不祥事は滅多に聞かくことはなく、治安は良好です。
実際に、僕が入学してから今までに出会った学生もほとんどが真面目であり、一緒にいて過ごしやすいです。
また、都会に比べて娯楽施設も少ないため、勉強の邪魔となるようなことも少ないです。
地域に興味がある人
地方国公立大では、その地方・地域でしかできない研究や授業が行われていたり、部活・サークル活動が行われています。
例えば、琉球大学(沖縄)では、亜熱帯や沖縄の地理・歴史に関する研究、授業が行われていたり、マリンスポーツ系のサークルが多くあります。
また北海道大学では、寒冷地の気候を活かした自然環境の研究活動が行われいたり、ウインタースポーツ系の部活・サークルが沢山あります。
沖縄と北海道は極端な例だったかもしれませんが、日本各地の地方国公立大学では、上記同様にその地域の特色を活かした活動を行っていおり、盲目的に都会の大学に進学したのでは経験できない多くのことがあります。
お金を使いたくない人
地方では家賃をはじめとした生活費が都会より安く、またお金を使う機会や場所も都会と比べれば圧倒的に少ないです。
そのため、できるだけお金を使いたくない人には地方国公立大は非常におすすめです。
実際に僕も、現在アルバイトで稼いだお金は毎月8割以上を貯金できています。
しかし注意点があり、地方は都会よりも最低賃金が低いため、お金は使わないけど稼ぎにくい、という部分があります。
自然が好きな人
地方国公立大はアクセスが悪い大学が多いですが、それを逆手に取ると、自然豊かな場所に立地していることになります。
近くに海、山、川、森林などがあったりと大学によって様々ですが、自然が好きな人にとっては非常に嬉しいことのはずです。
僕も自然が大好きなのですが、気軽に海に行ったり、サイクリングをしたり、散歩をしたりと、充実した生活を送っています(笑)
大学の近くに住みたい人
上で書いたように、地方国公立大はアクセスが悪い場所にあることが多いですが、これも家賃を考える上では大きなメリットです。
大学の立地が悪い分、大学周辺の家賃は低い場所が多いために大学から徒歩圏内に住むことができ、家賃が月5万円以下でも十分に広い部屋に住めます。
(これは大学の場所に寄りますが、)
都心や首都圏では考えられないような条件です。
現在はコロナで非対面授業が多く行われていますが、それでも大学が徒歩圏内というのはこれ以上ないメリットだと感じています。
地方国公立大学に向いていない人
大学で遊びまくりたい人
書かなくても分かると思いますが、地方は遊ぶ場所が限られています。
自然は豊富にありますが、学生が好むような場所の数は都会と比べれば天と地の差です。
せっかくの大学生時代に色々な遊びがしたい人は、都会の大学をおすすめします。
多くの出会いを求めている人
地方には大学が少なく、そのため他大生がいるインカレサークルというようなものはどうしても少なくなります。
そのため、自分の所属するコミュニティーが学内で完結してしまうことが多く、出会いの欲しい人は少し物足りないと感じると思います。
都内の国立大に通っている僕の何人かの友人は、女子大も含めた様々な大学とのインカレサークルに所属しており、とても楽しく活動していると聞きました。
正直、女子大とのインカレサークルは僕も羨ましいです(笑)
幅広い経験がしたい人
自分のしたい経験の種類もポイントとなってきます。
地方大では、確かにその地域の特性を活かした経験は沢山できます。
しかし日常的な行動範囲が狭いため、都会の大学でできるような幅広い経験をするのは少し難しいです。
首都圏の大学に通っている人のインスタグラムなどを観ると、やはり様々な場所に行ったり、多くのアクティビティを楽しんだりと、自分よりは圧倒的に大学生らしい過ごし方をしていると感じてしまいます。
(コロナ禍においてもです。)
またアルバイトについても、地方はどうしても職種が限られてしまいます。
派遣のアルバイトも、地方は都会よりも選択肢が狭く、やりたいのに応募できないという案件も多いです。
できる経験については、地方大では狭く深く、都会の大学では広く浅く(または広く深く)と言った感じでしょうか。
まとめ
今回は、地方国公立大学に向いてる人・向いていない人について、以下のことを紹介しました。
地方国公立大学に向いてる人
・落ち着いた環境で勉強したい人
・地域に興味がある人
・お金を使いたくない人
・自然が好きな人
・大学の近くに住みたい人
地方国公立大学に向いていない人
・大学で遊びまくりたい人
・多くの出会いを求めている人
・幅広い経験がしたい人
地方国公立大学の受験を考えている人は、こういった情報も参考にし、後悔のない大学進学にしてもらいたいです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
他にも大学受験に関する記事を書いていますので、ぜひそちらもご覧ください↓
【立地悪!】アクセスが悪く、不便な場所にある国立大学7選
どうも、大学生のnashikuraです。
今回の記事は、アクセスが悪く、不便な立地の国立大学について紹介していきたいと思います。
国立大学と言えば、その都道府県や地域を代表する大学のイメージがあるため、県庁のようにその都市の中心部にある先入観があるかもしれません。
実際に僕も受験生の時はそのイメージでしたし、他の多くの受験生もそうだったと思います。
しかし、有名な国立大学の中にも非常にアクセスが悪く、最寄り駅から何キロメートルも離れている大学も珍しくないです。
今回の記事では、主に地図上でのリサーチと、僕の実体験を基に紹介していきます。
この記事の内容が少しでも参考になれば幸いです。
目次
金沢大学
まずは北陸代表、金沢大学です。
いきなりですが、金大は今回紹介する中でもトップクラスにアクセスが悪いです。
最寄りの金沢駅からは6.4km離れており、徒歩1時間23分と、到底歩ける距離にはありません。
また、僕も実際に行ったことがあるのですが、大学は山の中に作られているため、周りに娯楽施設はほとんどありません。
加えてキャンパスも大変広くて傾斜もあり、さらに冬は雪も降るため、学生はとても大変らしいです。
詳しくは、以下の動画をご覧いただければ分かると思います↓
茨城大学
続いては北関東代表、茨城大学です。
茨大も関東地方にある割にはアクセスが悪く、おそらく最寄り駅であるJR赤塚駅からは4.0km、徒歩にして51分とかなり離れています。
また、茨城県内で最も栄えているであろうJR水戸駅からも5㎞近くとかなり離れており、こちらも不便な場所に立地していることが分かります。
横浜国立大学
続いては首都圏代表、横浜国立大学です。
横国と言えば、あの国際都市、港町である横浜のみなとみらいのような大都会にあるというイメージが持たれがちですが、全く違います。
実際は、横国は海が全く見えない、台地の森の中に立地しています。(昔はゴルフ場だった場所らしいです。)
また、横浜駅からは2.7kmと微妙な距離にあり、近くの3つの駅(羽沢横浜国大駅・三ッ沢上町駅・和田町駅)からもそれぞれ15分以上かかります。
15分はそれほど長くないと感じるかもしれませんが、大学の周りは坂が多く、歩いて行くと結構きついです。
(僕は実際にセンター試験を2日間受けに行きましたが、かなり疲れました。)
信州大学
次は北信越代表、信州大学です。
信大はキャンパスが5つあり、地方大学にしては最寄り駅からもそれほどアクセスは悪くないです。
しかし、その5つのキャンパスが長野市、松本市、上田市、南箕輪村に分散しており、最北と最南では117kmも離れています。
また厄介なのが、一部の学部では学年が上がるとキャンパス移動があり、引っ越しが避けられません。
詳しくは以下の記事をご覧ください↓
僕も受験生時に一時期、信大工学部を志願していましたが、これが実際に受験しなかった大きな理由の一つです。
静岡大学
次は東海代表、静岡大学です。
静大の静岡キャンパスは丘に立地しており、最寄り駅の柚木駅からは2.9km離れています。
僕も行ったことがあり、静岡駅から大学までバスに乗ったのですが、かなり時間がかかった記憶があります。
しかし、不便な場所にある分、自然環境と景色が非常に良かった記憶があります。
一方、浜松キャンパスの方も最寄り駅からは約3km離れています。
広島大学
続いては中国地方代表、広島大学です。
広島大学も、今回の記事ではトップクラスにアクセスが悪いです。
何が悪いかというと、まずキャンパスが県庁所在地である広島市ではなく、隣の東広島市にあります。
また、最寄り駅に新幹線も停車する東広島駅があるのですが、そこからも5.3kmもあります。
広大は、地元の人ですら一人暮らしをするというほど、アクセスが悪いことで知られています。
一方、医学部のキャンパスは広島市の中心部にあり、マツダスタジアム(プロ野球広島カープの本拠地)も歩ける距離にあるほど好立地です。
九州大学
ラストは九州地方代表、今回唯一の旧帝大学、九州大学です。
九大の最も大きい伊都キャンパスは、九大学研都市という名の駅があるにも関わらず、そこから4.2kmも離れています。
また、その九大学研都市駅も、福岡駅からは約30分とかなり離れており、アクセスの悪さがうかがえます。
最後に
この記事では、アクセスの悪く、不便な場所にある有名国立大学として以下の7大学を紹介しました。
金沢大学
茨城大学
横浜国立大学
信州大学
静岡大学
広島大学
九州大学
誤解してほしくないのは、僕がこれらの大学が嫌いで受験者を減らそうとしているのではなく、受験生に有益で正しい情報を提供したいだけだということです。
(上記の大学はどれも大変すばらしい大学です。)
大学受験の時期は忙しくて大変なため、盲目的に偏差値や知名度で志望大学を決めてしまいがちです。
しかし、偏差値や知名度以外に、アクセスや立地をはじめとした情報を参考にすることも、有意義な大学生活を始める上では重要です。
アクセスや立地が悪い大学に行くデメリットとしては、実家暮らしの人は通学が大変、一人暮らしの人は遊ぶ場所が近くにない・アルバイトが限定される、などがあります。
受験生の人には志望大学を決める際、入試の相性・偏差値・知名度だけでなく、アクセスや立地などといったことも十分考慮した上で、入学後に後悔しないためにも、慎重に大学を選ぶようにしてほしいです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
他にも大学受験に参考になりような記事も書いているので、ぜひそちらもお読みください↓
【受験生へ】通学時間に勉強できる、おすすめの参考書・アプリ4選
どうも、大学生のnashikuraです。
今回は主に僕の経験を基に、高校生や受験生におすすめする、通学時間に勉強できる参考書・アプリについて紹介したいと思います。
僕は現在大学生ですが、高校時代は片道1時間ちょっと、往復2時間以上をかけて学校に電車通学していました。
僕はこの長時間通学の中で、通学中に勉強する大切さを学んだのと同時に、どういった参考書やアプリが役立つのかを知ることができました。
今回は主に僕のこうした経験から書いて行こうと思います。
通学時間が長く、勉強を頑張りたい高校生、受験生の参考に少しでもなれば幸いです!
目次
通学時間に勉強する重要性
まず本題に入る前に、通学時間の重要性についてです。
高校は基本的に中学までとは違い、様々な場所から通っている人がいるため、通学時間も人によってバラバラです。
家から学校まで徒歩5分の人もいれば、複数の交通機関を使って片道1時間以上かけて通っている人も珍しくないです。
ここで、通学時間が片道10分のA君と、片道1時間10分のB君の自由に使える時間を比較していきたいと思います。
まず、学校がある一日あたりでは、A君とB君には片道で1時間、往復で2時間の差が出ます。
学校は少なくとも一年の半分、約180日は通うことになるので、一年あたりでは180×2=360時間、丸15日分の差が付きます。
そしてこれが3年続くと、1080時間、丸45日分の差が出ます。
つまり、B君が通学している間の45日分は、A君は自由に過ごすことができます。
どうですか?
意外と大きい差が生まれますよね?
ここで何が言いたいかというと、通学時間が短い人は、長い人と比べて圧倒的に勉強に使える時間が長く、受験においても有利になりやすいという話です。
しかし逆に考えれば、通学時間をすべて勉強に使うことができれば、その差は簡単に埋められるということです。
そして、その通学時間が長ければ長いほど、通学時間を勉強に使うことの重要性が大きくなります。
おすすめの参考書・アプリ
ここからは、僕が実際に高校時代に使っていて良かったと思う参考書やアプリを紹介します。
僕はセンター試験世代なので共通テスト時代の現在とは少し異なる点があると思いますが、そこはご了承ください。
1 英単語ターゲット1900
英語はほぼすべての受験生が使う科目ですので、英単語帳も受験においては必須です。
「英単語ターゲット1900」は、僕個人的に最もおすすめの英単語帳であり、多くの受験生に愛されている単語帳でもあります。
赤シートで文字が隠せたり、文字も見やすかったりと、日常的な暗記に非常に使いやすいです。
レベルも共通テスト~国公立二次・私大入試を網羅しており、これ一冊を完璧にすれば、ほとんどの入試で困ることはないでしょう。
(※東大や京大をはじめとした超難関大学や、東京外大や国際教養大などといった英語に特化した入試では対応しきれない部分もあります)
僕の高校では英単語ターゲット1900は指定の教材ではありませんでしたが、半分以上の生徒が持っていた印象です。
また、次に紹介する「ターゲットの友」というアプリとも連携でき、併用すればさらに効率的な暗記を進めることができます。
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他にも難易度が低い「英単語ターゲット1400」や「英単語ターゲット1200」などもありますが、個人的には「英単語ターゲット1900」からはじめても問題はないと思います。
2 ターゲットの友(無料アプリ)
「ターゲットの友」(通称:タゲ友)は、ターゲットの単語帳と連携してある無料のアプリです。
正誤問題(日→英、英→日)、単語入力、短文の読み取りなど、様々な機能があります。
また、アプリですので、紙媒体ではできない発音の聴き取りも可能です。
ターゲットの単語帳とタゲ友を併用することで、日常的な単語学習が楽しくなり、継続的に単語をやる習慣が付きます。
僕は大学生になった今でも、TOEIC対策として利用しています。
3 古文単語330
次は古文単語帳です。
僕は理系の受験生でしたので、古文は最低限の勉強で済ませたかったです。
そこで、古文は単語だけでも完璧にしようと思いました。
「古文単語330」は共通テストレベルは網羅しており、これ一冊を完璧にすれば共通テストの単語は安心です。
僕はセンター時代の受験生でしたが、この単語帳のおかげで単語に困ることはありませんでした。
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4 大学入学共通テスト 地理Bの点数が面白いほどとれる本
この「地理Bの点数が面白いほどとれる本」おそらく、僕の受験時代に最もお世話になった参考書の一つです。
そしてその名の通り、僕はセンター地理Bの点数を30点台から80点まで伸ばすことができました。(ガチです)
この本はカラーで印刷されており、図や写真、グラフなども豊富にあるため、読んでいて全く飽きないですし、内容も頭に入りやすいです。
特に地理は本番でも写真やグラフを扱う問題が多く出題されるため、地理の勉強には最強の参考書です。
また、地理に関して言えば、一問一答形式の問題集よりもこちらの方が圧倒的に対策になると思います。
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いかかでしたでしょうか?
もし参考になったものがあれば、高校生や受験生はぜひ購入してみることをおすすめします。
最後までお読みいただきありがとうございました。
他にも受験生の参考になるような記事を書いているので、もし良かったらそちらもご覧ください!
【現役大学生より】地方国公立大学に進学するメリット・デメリット 【実体験】
どうも、大学生のnashikuraです。
今回は、現在地方国立大学に通っている大学生の僕が、地方国公立大学に進学するメリット、デメリットについて解説していこうと思います。
僕は現在は地方国立大学に通っている理系の大学2年生で、約1年数カ月、地方に住んでいる状態です。
出身高校が神奈川であるため、高校の同期のほとんどは東京または首都圏にある大学に進学しました。
そのため、友人からいわゆる都会の大学の話を聞く機会が多くあり、自分が在籍する地方の大学と比べることもたくさんあります。
今回は主にこうした経験から、地方国立大学に進学して良かった点、悪かった点について書いていこうと思います。
地方大学への進学を考えている人、都会と地方の大学の違いが知りたい人などの参考になれば幸いです。
地方国公立大に進学するメリット
1 学費が安い
多くの人がご存じのように、国公立大の学費は私立よりはるかに安いです。
特に理系、医療系の場合は学費が数倍異なることもざらにあります。
また、国公立大は奨学金などといった経済的な援助が比較的受けやすく、経済的に恵まれていない学生にも非常に優しいです。
2 家賃が安い
地方は、やはり首都圏などの都市部よりも家賃相場が大きく下がります。
東京と同じ家賃で地方で部屋を探したら、数倍の大きさの部屋が出てきます。(マジです)
僕は現在家賃3~4万円の比較的広めの部屋に住んでいるのですが、東京で同じ値段の部屋を探したら10万円近くになるほどです。
3 大学のキャンパスの近くに住める
これが最も大きなメリットではないかと感じます。
都市部だと、せっかく部屋を借りても、そこから大学まで数十分~1時間弱かかることも珍しくないと思います。
しかし、地方の大学だと一人暮らしの学生はほとんどが大学から徒歩圏内に住んでいます。
満員電車や人ごみとは無縁で、通学時間もごくわずかです。
そのため、1限がある日でも8時過ぎに起きても問題ないですし、空きコマがあればすぐに家に帰ることもできます。
気が向いたら大学の学食や図書館にすぐに行くことも可能です。
4 学生同士が皆、近くに住んでいる
前の項目でも書きましたが、一人暮らしの学生はほとんどがキャンパスから徒歩圏内に住んでいるため、学生同士も近くに住んでいます。
また、実家住みの学生も大学からそれほど遠くに住んでいるようなことは珍しく、首都圏のように2時間近くかけて通っている学生も超レアです。
そのため、授業が無い日でもサークルなどの課外活動に行きやすく、誰かの家に行って遊んだり、フッ軽で周辺の店でご飯を食べに行ったりすることが容易にできます。
横浜から早稲田大に通っている友人が、休日にわざわざ1時間半かけてサークルのためだけに大学に行く気がしない、と言っており、せっかくサークルに入ったのになかなか行けてないことがもったいないと感じました。
5 学生数が少なく、広々としている
都市部のマンモス私立大学と比べると明らかですが、地方国公立大は教員一人当たりの学生数が少なく、教育が学生一人一人に行き渡りやすいと感じます。
教授にメールをしてもすぐに返ってきますし、レポート等もしっかりと採点してくれます。
まあ、悪く言えば、よく見られているということですね(笑)
また、学生数が少ない割にキャンパスが広く、学食や図書館などは空いていることが多いです。(コロナ禍によるところも大きいと思いますが、)
都市部の大学だと学食が混み過ぎて立ち食いになることもある、ということも聞くくらいですからね。
6 真面目な学生が多い
国公立大は基本的に難易度がある一定以上であるため、それなりに勉強ができる真面目な人が集まりやすいです。
そのため、学生のモラルがしっかりとしており、東京にある某〇〇大学のわいせつ、大麻、盗撮や、某□□□大学のような集団強〇のような不祥事などは、一切聞かないです。
このように、大学内やその周辺の治安も良好です。
地方国公立大に進学するデメリット
1 交通の便が悪い
地方は都市部に比べて交通網が発達しておらず、駅がアパートや大学から遠かったり、電車やバスの本数が少なかったりと、不便を感じることが多いです。
家が大学すぐ近くにあるため大学に行くのには困りませんが、アルバイトに行ったり、市街地に買い物に行ったりするときに不便です。
こうしたこともあり、車や原付を持っている学生も少なくないです。
2 最低賃金が低い
地方は最低賃金が低いです。
東京や神奈川は1000円を超えており、他の都市圏の府県でも900円を超えているところは多いです。
しかし、地方部での最低賃金は800円台の県がほとんどで、都市部に比べて明らかに低いです。
ちなみに僕のアルバイトの時給も800円台後半です。
神奈川に帰ると友達にとても驚かれますし、正直時給に関しては全国一律にしてほしいところです。
3 アルバイトの選択肢が少ない
地方部は仕事が少ないため、必然的にアルバイトの選択肢も狭まります。
交通の便が悪く、車がなければ行動範囲も狭まりため、駅から遠い勤務地のアルバイトも多いので厳しいです。
学生はだいたい塾講師、飲食店、スーパーのどれかで働いています。
4 他大学との交流がほとんどない(大学による)
東京のようにそこら中に大学があるわけではないので、インカレのような複数大学のサークルはほとんど存在せず、他大学生との交流はほとんどないです。(これは大学によると思います)
東工大や早慶などに通っている友人が、学内ではダメでもインカレで出会いがあると言っていたので、その点は残念です(笑)
しかも、地方国立大はだいたいその地域ではトップの学歴なので、少しもったいないとも感じます。
5 向上心の高い学生が少ない
有名な実業家や起業家、社長を挙げろと言われ、地方国公立大出身の人はおそらく挙がらないでしょう。
ホリエモン(東京大)、ひろゆき(中央大)、まこなり社長(青山学院大)、三木谷浩史(一橋大)など、だいたいは都市部の有名大学出身です。
社長の出身大学ランキングからも分かるように、地方国公立大はいわゆる意識高い系の人が少ないです。
まあ、意識が高い人が都市部の大学に行くんだろうとも考えられますが。
とにかく、向上心が高い学生が少ないということは、自分もそれに流される可能性が高く、自分で考えて行動しないと目標もなく、ただなんとなく4年間を過ごしてしまう可能性が高いです。
もちろん、アルバイト、サークルなどを中心に学生生活を過ごすのも良いことですが、他にも色々挑戦することもとても重要なので、チャンスや人脈が作りやすいという点では都会の大学が有利だと感じました。
6 就職活動の交通費がヤバい
大手企業への就職を目指す場合、就職活動にかかる交通費は半端ないです。
大企業は東京圏や関西圏の都市部に本社があり、そこで面接などの選考を行うため、そこに行くまでの交通費がめちゃめちゃかかります。
僕の場合は、東京から新幹線で2時間ほどの地方の大学なのですが、就職活動全体を通じてかかった交通費は20万円近くです。
まだ日帰りできる距離であったのですが、北海度とか九州であれば日帰りも難しいため、ホテル代などのこれに加算されます。
しかも僕は受ける企業をかなり絞り、実際に選考を受けたのは5社程度ですが、それでもこれほどかかったので、20~30社受ける人は本当に辛いと思います。
一方で、首都圏の学生なんて交通費が数千~数万円程度で済む人がほとんどなので、就職活動に関しては経済的な面で大きな差が生まれます。
しかし最近だと、一次面接や二次面接をオンラインで実施してくれる企業や、また一部の交通費を出してくれる企業も多くなってきており、地方学生にとってもやりやすくはなってきています。
最後に
結論としては、地方国公立大の向き不向きは人によると思います。
僕の場合は1年と数カ月通ってみて、とても満足しています。
すぐに大学に行けたり、友達とも気軽に遊べる点がとても良いです。
バイト先が遠く(片道30分と少し)、電車の本数も少ない(1時間に2本)というデメリットもありますが、総合的には満足しています。
僕の場合は何がなんでも、満員電車に乗って、家から遠い大学に通いたくなかったので、そこの条件がクリアされただけでも嬉しかったです。
人によっては、逆にこの生活が嫌だという人もいると思うので、今回紹介したことを参考にして、自分の向き不向きを知ってほしいです。
今回の記事は主に僕の経験を基に書いたため、地方国公立大にはあくまでもこういう傾向があるという認識を持っていただくだけで結構です。
実際には多種多様な大学があり、条件も本当にそれぞれだと思います。
進学したい大学がある場合は、実際に現地に行ってみるなり、進学者に話を聞くなり、インターネットで情報を調べるなりして、後悔のないような大学進学にしてほしいです。
最後までお読みいただきありがとうございました!
他にも大学受験の参考になるような記事を書いているので、ぜひそちらもご覧ください!
文理選択のきっかけ、理系学部の選び方 【理系】【実体験】
どうも、大学生ブロガーのnashikuraです。
今回は、現在理系の大学生である僕が実体験を基に、文理選択のきっかけ、理系学部をどのように選んだかについて書いて行こうと思います。
この記事が少しでも進路選択の参考になれば幸いです。
※この記事には、震災被害の画像が含まれています
では、早速行きましょう!
目次
はじめに (自己紹介)
まず、簡単に僕のことを紹介します。
僕は現在、地方国立大学工学部の1年生です。(2021年度に2年生になります)
まだ専門分野はほとんど勉強していませんが、土木工学系の学科に所属しています。
土木工学とは、自然災害等の社会課題の解決および環境の創造・維持発展を目的として、社会基盤を整備する工学分野です。(Wikipedia引用)
あとは、プロフィールにある通りです。
文理選択のきっかけ
最も大きなきっかけとなったのが、僕が小3の時に経験した東日本大震災です。
当時僕は神奈川県に住んでおり、東北地方に比べれば揺れはひどくなかったですが、それでも凄まじい震動でした。
その揺れは今でも鮮明に覚えており、未だに人生で経験した最も大きな地震です。
また本震後にも、度重なる余震や巨大津波、原発事故など、様々な災害が発生し、小学生ながら僕は自然の脅威を知りました。
また、多くの尊い命が失われ、国や自治体の防災対策も不十分だったということを知りました。
ここで、僕ははじめてこういった自然現象、災害、防災関連のことについて興味を持ちました。
そして、海溝型地震の後はプレートの急激な移動によって津波が発生することなどをはじめて学び、そこから自然現象が発生するメカニズムを理解することに非常に興味を持つようになりました。
これが、僕は理系に興味を持つこととなったきっかけです。
そして、いつか将来は、自然災害から人の命を守ることのできることがしたい、という、漠然とした夢が生まれました。
どのように理系学部を選んだのか
前述したように、自然現象や防災について学べることに興味があったため、そういった内容が学べる学部学科を受験しようと思いました。
しかし、理学なら物理学、化学、地球科学、地質科学、気象学など、工学なら建築学、土木工学など、農学なら水産学、林学、農業工学など、文理融合でいったら地理学、環境学など、選べる学問の幅はとても広かったです。
理系であれば、一度入ってしまうとなかなか専攻の学問を変えることが難しく、さらに就職する業界や分野に直接響くため、結構悩みました。
そこでまず、高1の時に、本当に学びたいこと、得意不得意、将来就きたい仕事を総合的に考え、地球科学に行きたいと決めました。
結局、この地球科学志望というのは、高3の途中まで続きます。
しかし、高3の夏ごろから自分は比較的物理が得意で、化学が壊滅的に苦手ということに気付きました。
地球科学は化学の要素を多く含んでいるため、自分には向いていないと感じました。
そこで、ある国公立大学の地理学系統(文系要素を少し含んだ地球科学みたいな感じ)の公募推薦を受けることにしました。
しかし、一次の筆記は受かったのですが、二次の面接で落とされ、そこで気付きました。
「俺が向いているのは、地球科学でも地理学でも無い」と。
これがターニングポイントとなり、受験期真っ只中であるにも関わらず、自分の受ける大学学部を大きく見直しました。
そこで、やっとたどり着いたのが、土木工学でした。
自分が比較的得意な物理の要素を多く持ち、就職に強く、何より自然災害や防災など、小学生の頃から学びたかったことが学べると知りました。
分かりにくいので時系列にまとめると、
理系(主に自然現象)に興味を持つ(小3)
↓
行きたい学部を地球科学にする(高1のはじめ)
↓
化学が苦手と分かり、地球科学をやめる(高3夏)
↓
地理学があると分かり、そこの公募推薦を受ける(高3秋)
↓
公募推薦に落ち、地理学が自分の本当に学びたいことじゃないと理解する(高3冬)
↓
本当に学びたいことは土木工学だとようやく気付く(高3冬)
という感じですね。
本格的に受験勉強を始めるまで、自分の得意不得意分野をはっきり知ることができなかったので、そこで結構気持ちに変化が生まれました。
公募推薦に落ちていなかったら土木工学とは出会えなかったので、落としてくれた大学には今ではとても感謝しています(笑)
最後に(アドバイス)
特に理系は、自分の興味がない分野に進んだ場合、モチベーションが保てなかったりして結構苦しいということを良く聞きます。
そのため、受験する時点に良く考えて、本当に自分が学びたい学問を見つけることが重要だと思います。
文系もだと思いますが、特に理系は大学名にとらわれずに、多少ランクを落としてでも自分に行きたい学部学科がある大学に進学することをおすすめします。
最後までお読みいただきありがとうございました。
【リケジョ】各理系学部の女子比率について 【理系】
どうもnashikuraです。
今回は、それぞれの理系学部の女子比率についてまとめて行きたいと思います。
理系と言えば女子が極端に少ないように思いますが、すべての学部学科でそうとは限りません。
男子が9割以上を占める学科もあれば、逆に女子が9割以上を占める学科もあります。
今回は、複数の大学のデータや、僕や周囲の実体験から書くので、この記事の情報がすべての大学に当てはまるわけでは無いことはご了承ください。
※この記事では、女子大を除きます。
では、早速行きましょう!
目次
1 理学
・数学・物理・情報系…1割未満
・化学・生物…3~4割
・地球科学・宇宙…2~3割
理学部全体では、どの大学も女子比率がおおむね2~3割前後だった。
2 工学
・機械系・情報系・物理工系・電気電子系…1割未満
・建築土木・環境系・デザイン工系…2~3割
・化学工・材料・生体工・物質系…2~3割
学科によっては女子が5%未満のところも少なからずある。
大学の工学部全体で女子が2割いれば多いほうだ。
3 農学
5割前後
どの学科系統でも、おおむね5割前後だった。
4 医療系
・医学…2~4割
医学部は大学によってまちまちなので、詳しくは以下のサイトをご覧ください。
・歯学…4~5割
・看護…9割以上
・薬学…5~7割
・獣医…5割前後
5 その他
・水産・海洋
工学寄り…2割前後
農学寄り…4~5割前後
・芸術工学…3~4割
・データサイエンス…2~3割
・文理融合系…4~5割前後
6 全体の傾向
化学、生物の要素を含む学科系統では女子比率は高く、対して数学、物理の要素が多いほど低く傾向が見られた。
入試科目が物理必須である学科は女子比率が低く、生物(物理の代わり)で受験可能の学科では女子比率が比較的高い。(確かに高校で物理を選択している女子は非常に少なかった)
女子比率が高い順に並べると、医療=農学>その他>理学>工学となる。
あくまでも傾向としてだが、都会ほど、そして国公立よりも私立である方が女子比率が高くなった。
例…明治理工(東京)約2割>立命館理工(滋賀)約1割
立教理(東京)約3割>信州理(長野)約2割
※ただし、反例あり
最後までお読みいただきありがとうございました。
【レベル別】公立進学校の”指定校推薦”事情
どうもnashikuraです。
今回は、公立進学校出身の僕の経験から、公立進学校の指定校推薦事情について書いていこうと思います。
具体的に、大学をレベル分けし、枠の数、学内での競争率、必要な評定平均、狙い目などを書きます。
どこの大学から、何枠くらい来るのか、といった指定校推薦に関する細かい情報は高校内部のみでしか共有されず、高校に入学してみないと分からないことが多いです。
そのため、その知られざる進学校の指定校推薦事情を知りたい方必見です!
この記事では僕の経験から書くので、首都圏にある、おおむね偏差値70前後の公立高校、という条件の学校の指定校推薦事情だと思っていただければいいと思います。
ただし、学校によって多少異なりますので、そこはご了承ください。
また、評定平均の参考としては、特別苦手な科目がなく、3年間普通に勉強を頑張っていれば3.5~3.9くらいは取れるという印象です。
僕は3.8くらいで、周りもだいたい3後半の人が多かったです。
しかし、進学校では数学がⅡBまで必修の学校が多く、文系で数学が極端に苦手か、または数学や理科を捨てていた人の評定平均は、良くて3前半と少し低めだったと記憶しています。
まとめると、5段階評価の評定平均で、
4.5~………最上位層、地頭の良さ+相当な努力が必要、頑張ってもここまで取れる人は少ない
4.0~4.4………上位層、人以上に勉強(進学校基準)すればここは取れる可能性は十分にある
3.5~3.9………ボリュームゾーン、普通に勉強(進学校基準)していれば取れる、
地頭がいい人は勉強をほとんどしなくても取れるらしい
3.0~3.4………中の下、極端に苦手な科目や捨て科目がある人はここ
~2.9………下位層、定期テストの勉強をしていない、出席日数が非常に少ないなどの訳ありの人はここ
という感じになります。(あくまでも僕の経験や周りから聞いた話によるものです。)
では、本題に早速行きましょう!
目次
- 1 早稲田、慶應義塾
- 2 上智、東京理科、国際基督教
- 3 GMARCH(学習院、明治、青山、立教、中央、法政)
- 4 関関同立(関西学院、関西、同志社、立命館)
- 5 日東駒専(日本、東洋、駒澤、専修)、その他私立
- 6 公立大学
- 7 エピソード
- 8 アドバイス
- 9 最後に
1 早稲田、慶應義塾
・枠の数………それぞれ5~10人(だいたい学部あたり一人)
・競争率………非常に高い(4倍以上)
・必要な評定平均………4.5あればほぼ確実、ボーダーは4.2~4.3でそれ以下では推薦の条件を満たさないと考えられる
早慶はやはり非常に人気であり、入学時点からすでに狙っている人も少なからずいます。
学校での評定平均の基準を設けており、それ未満だと文句なしで推薦が受けられる資格を失います。
そのため、そもそも推薦の基準を満たす人も限られてきます。
早慶を狙うなら、高1から定期テストで学年トップクラスを取り続ける必要があります。
2 上智、東京理科、国際基督教
・枠の数………それぞれ5人前後(だいたい学部あたり一人)
・競争率………そんなに高くない(1倍~1.5倍)
・必要な評定平均………ボーダーは4.0~4.1あたりだと思われる
ここの大学群は早慶に比べたら人気が落ち、また一般受験でも受かる人が大半なため、それほど競争率が高くないです。
「本当にこの大学に思い入れがあって絶対に受かりたい」というような人しか受けていない印象でした。
しかし、こちらでも評定のボーダーを設けている可能性が高く、そこそこ高い評定が必要になります。
3 GMARCH(学習院、明治、青山、立教、中央、法政)
・枠の数………それぞれ10~15枠以上(ほぼ全学部)
・競争率………低い(1倍以下)
・必要な評定平均………3.8~4.0以上だと思われる
意外と思うかもしれないですが、GMARCHの指定校推薦は人気がありません。
なぜかというと、この程度の進学校では、しっかりと勉強していればほとんどの生徒が一般入試で合格してしまうため、わざわざ指定校推薦で行くより、より高いレベルの大学を一般で目指し、併願や滑り止めとして一般入試を受験する人が大多数だからです。
また、一般入試で受かるかどうか怪しい人は、そもそも基準である3.8~4.0以上の評定平均を取れていないため、推薦の資格が得られないのです。
同じ高校の同級生でGMARCHに指定校で行った人は、多くても片手に収まるくらいの人数だったと記憶しています。
ある意味狙い目とは言えますが、個人的には一般受験した方が良いと感じます。
4 関関同立(関西学院、関西、同志社、立命館)
・枠の数………なし
・競争率………なし
・必要な評定平均………なし
こちらはやはり関東の高校には指定校推薦を出さない傾向があります。
受験したい人は、一般入試必須です。
5 日東駒専(日本、東洋、駒澤、専修)、その他私立
・枠の数………非常に多い(ほぼ全学部)
・競争率………0倍に近い
・必要な評定平均………まちまちだが、3.0あれば行けるところが多い
このランクやそれ以下の大学に指定校推薦に行く人は皆無でした。
6 公立大学
・枠の数………少ない
・競争率………高め(2~3倍)
・必要な評定平均………大学によるが、だいたい4.0以上
こちらは地元の公立大学で、神奈川にある僕の高校では、横浜市立、神奈川県立保健福祉、東京都立(旧首都大学東京)などの枠がありました。
おそらく首都圏の他都県の進学校でも同様に、地元の公立大学の枠があると思います。
しかし、公立大学は学部が少ないことが多く、自分の行きたい学部の枠がない可能性が高いので、そこは注意が必要です。
7 エピソード
指定校推薦にまつわる面白いエピソードがあるので紹介します。
僕の高校時代の友人でとても優秀なやつがいました。
評定平均が確か4.6くらいで、慶應義塾大学の理工学部の指定校推薦を受けないか、と担任に勧められましたが、東京工業大学に行きたい願望が強く、なんと慶應の指定校推薦を断ります。
僕を含め彼の多くの友人は、彼が何を考えているのか分からず、当初は唖然としていました。
しかし、結果的に彼は東工大に合格し、慶應の理工も補欠合格(確か)します。
慶應の指定校を蹴るだけでも十分かっこいいのに、第一志望に合格し、さらに指定校で蹴った慶應を一般で受かるという、本当にすごいことを彼はしたと思います。
別のエピソードとして、指定校推薦の枠が多すぎて、全員をうまく指定校推薦の枠に埋めれば、誰一人として一般受験をせずに学年全員がどこかしらの大学に行ける、という言い伝え(?)もあるらしいです。
8 アドバイス
個人的なアドバイスとしては、指定校推薦は本当に行きたい大学、学部学科でない限りは受けない方が良いと思います。
指定校推薦では一般入試と異なり、一大学の一つの学部学科のみしか受けられないため、選択肢の幅が狭くなります。
また、推薦の場合は合格してしまえばその大学に入学することが約束されるので、途中で辞退したり別の大学を受験することはできません。
さらに、大学入学後も中退や留年などにより、母校(高校)の次年度以降の指定校推薦の枠が減らされる、もしくは無くなる、なんてこともあるらしいです。
こういったこともあるため、指定校推薦を受けられる条件を満たしていれば一般受験よりも簡単に大学へ行くことが可能ですが、”ラク”だけを求めて指定校推薦の枠を取るのは良い選択ではないと思います。
本当に行きたい大学、学部学科をしっかり考慮した上で、後悔のない選択をしてほしいです。
9 最後に
上記の理由以外にも、指定校推薦の枠が無い、または少ない国公立を目指す人が多い、優秀な生徒が多いから高い評定を取ることが難しい、学校側が指定校推薦で大学に行くことを勧めない、などの理由から、進学校では指定校推薦の枠が非常に多いにも関わらず、それを利用する生徒は非常に少ないです。
偏差値がそれほど高くない一般的な高校では、学年のほとんどが指定校推薦などで大学に合格し、一般入試を受ける生徒が少数派である、という学校が多いらしいです。
そういった学校では一般受験組が肩身の狭い思いをし、受験勉強に集中できなくなる可能性も高いです。
やはり、国公立志望の人や一般受験で合格したい人は、偏差値が高い進学校に行くべきだと思いました。
この記事が少しでも進路の参考になれば幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました。