大学生nashikuraのブログ

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【現役大学生より】地方国公立大学に進学するメリット・デメリット 【実体験】

 どうも、大学生のnashikuraです。

 

 

今回は、現在地方国立大学に通っている大学生の僕が、地方国公立大学に進学するメリット、デメリットについて解説していこうと思います。

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僕は現在は地方国立大学に通っている理系の大学2年生で、約1年数カ月、地方に住んでいる状態です。

 出身高校が神奈川であるため、高校の同期のほとんどは東京または首都圏にある大学に進学しました。

そのため、友人からいわゆる都会の大学の話を聞く機会が多くあり、自分が在籍する地方の大学と比べることもたくさんあります。

 

今回は主にこうした経験から、地方国立大学に進学して良かった点、悪かった点について書いていこうと思います。

 

地方大学への進学を考えている人、都会と地方の大学の違いが知りたい人などの参考になれば幸いです。

 

 

 

 

 

 

地方国公立大に進学するメリット

1 学費が安い

多くの人がご存じのように、国公立大の学費は私立よりはるかに安いです。

特に理系、医療系の場合は学費が数倍異なることもざらにあります。

また、国公立大は奨学金などといった経済的な援助が比較的受けやすく、経済的に恵まれていない学生にも非常に優しいです。

 

 

2 家賃が安い

地方は、やはり首都圏などの都市部よりも家賃相場が大きく下がります。

東京と同じ家賃で地方で部屋を探したら、数倍の大きさの部屋が出てきます。(マジです)

僕は現在家賃3~4万円の比較的広めの部屋に住んでいるのですが、東京で同じ値段の部屋を探したら10万円近くになるほどです。

 

 

3 大学のキャンパスの近くに住める

これが最も大きなメリットではないかと感じます。

都市部だと、せっかく部屋を借りても、そこから大学まで数十分~1時間弱かかることも珍しくないと思います。

しかし、地方の大学だと一人暮らしの学生はほとんどが大学から徒歩圏内に住んでいます

満員電車や人ごみとは無縁で、通学時間もごくわずかです。

そのため、1限がある日でも8時過ぎに起きても問題ないですし、空きコマがあればすぐに家に帰ることもできます

気が向いたら大学の学食や図書館にすぐに行くことも可能です。

 

 

4 学生同士が皆、近くに住んでいる

前の項目でも書きましたが、一人暮らしの学生はほとんどがキャンパスから徒歩圏内に住んでいるため、学生同士も近くに住んでいます

また、実家住みの学生も大学からそれほど遠くに住んでいるようなことは珍しく、首都圏のように2時間近くかけて通っている学生も超レアです。

そのため、授業が無い日でもサークルなどの課外活動に行きやすく、誰かの家に行って遊んだり、フッ軽で周辺の店でご飯を食べに行ったりすることが容易にできます

横浜から早稲田大に通っている友人が、休日にわざわざ1時間半かけてサークルのためだけに大学に行く気がしない、と言っており、せっかくサークルに入ったのになかなか行けてないことがもったいないと感じました。

 

 

5 学生数が少なく、広々としている 

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都市部のマンモス私立大学と比べると明らかですが、地方国公立大は教員一人当たりの学生数が少なく、教育が学生一人一人に行き渡りやすいと感じます。

教授にメールをしてもすぐに返ってきますし、レポート等もしっかりと採点してくれます。

まあ、悪く言えば、よく見られているということですね(笑)

また、学生数が少ない割にキャンパスが広く、学食や図書館などは空いていることが多いです。(コロナ禍によるところも大きいと思いますが、)

都市部の大学だと学食が混み過ぎて立ち食いになることもある、ということも聞くくらいですからね。

 

 

6 真面目な学生が多い

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国公立大は基本的に難易度がある一定以上であるため、それなりに勉強ができる真面目な人が集まりやすいです。

そのため、学生のモラルがしっかりとしており東京にある某〇〇大学のわいせつ、大麻、盗撮や、某□□□大学のような集団強〇のような不祥事などは、一切聞かないです。

このように、大学内やその周辺の治安も良好です。

 

 

 

地方国公立大に進学するデメリット

1 交通の便が悪い

地方は都市部に比べて交通網が発達しておらず、駅がアパートや大学から遠かったり、電車やバスの本数が少なかったりと、不便を感じることが多いです。

家が大学すぐ近くにあるため大学に行くのには困りませんが、アルバイトに行ったり、市街地に買い物に行ったりするときに不便です。

こうしたこともあり、車や原付を持っている学生も少なくないです。

 

 

2 最低賃金が低い

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https://news.yahoo.co.jp/articles/becced43fa93d9b64ff1c479ea5611a115dda1bb

地方は最低賃金が低いです。

東京や神奈川は1000円を超えており、他の都市圏の府県でも900円を超えているところは多いです。

しかし、地方部での最低賃金は800円台の県がほとんどで、都市部に比べて明らかに低いです。

ちなみに僕のアルバイトの時給も800円台後半です。

神奈川に帰ると友達にとても驚かれますし、正直時給に関しては全国一律にしてほしいところです。

 

 

3 アルバイトの選択肢が少ない

地方部は仕事が少ないため、必然的にアルバイトの選択肢も狭まります

交通の便が悪く、車がなければ行動範囲も狭まりため、駅から遠い勤務地のアルバイトも多いので厳しいです。

学生はだいたい塾講師、飲食店、スーパーのどれかで働いています。

 

 

4 他大学との交流がほとんどない(大学による)

東京のようにそこら中に大学があるわけではないので、インカレのような複数大学のサークルはほとんど存在せず、他大学生との交流はほとんどないです。(これは大学によると思います)

東工大や早慶などに通っている友人が、学内ではダメでもインカレで出会いがあると言っていたので、その点は残念です(笑)

しかも、地方国立大はだいたいその地域ではトップの学歴なので、少しもったいないとも感じます。

 

 

5 向上心の高い学生が少ない

有名な実業家や起業家、社長を挙げろと言われ、地方国公立大出身の人はおそらく挙がらないでしょう。

ホリエモン(東京大)、ひろゆき(中央大)、まこなり社長(青山学院大)、三木谷浩史(一橋大)など、だいたいは都市部の有名大学出身です。

社長の出身大学ランキングからも分かるように、地方国公立大はいわゆる意識高い系の人が少ないです。

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https://news.mynavi.jp/article/20180726-669847/

まあ、意識が高い人が都市部の大学に行くんだろうとも考えられますが。

 

とにかく、向上心が高い学生が少ないということは、自分もそれに流される可能性が高く、自分で考えて行動しないと目標もなく、ただなんとなく4年間を過ごしてしまう可能性が高いです。

もちろん、アルバイト、サークルなどを中心に学生生活を過ごすのも良いことですが、他にも色々挑戦することもとても重要なので、チャンスや人脈が作りやすいという点では都会の大学が有利だと感じました。

 

6 就職活動の交通費がヤバい

大手企業への就職を目指す場合、就職活動にかかる交通費は半端ないです。

大企業は東京圏や関西圏の都市部に本社があり、そこで面接などの選考を行うため、そこに行くまでの交通費がめちゃめちゃかかります。

 

僕の場合は、東京から新幹線で2時間ほどの地方の大学なのですが、就職活動全体を通じてかかった交通費は20万円近くです。

まだ日帰りできる距離であったのですが、北海度とか九州であれば日帰りも難しいため、ホテル代などのこれに加算されます

しかも僕は受ける企業をかなり絞り、実際に選考を受けたのは5社程度ですが、それでもこれほどかかったので、20~30社受ける人は本当に辛いと思います。

 

一方で、首都圏の学生なんて交通費が数千~数万円程度で済む人がほとんどなので、就職活動に関しては経済的な面で大きな差が生まれます。

 

しかし最近だと、一次面接や二次面接をオンラインで実施してくれる企業や、また一部の交通費を出してくれる企業も多くなってきており、地方学生にとってもやりやすくはなってきています。

 

 

最後に

 結論としては、地方国公立大の向き不向きは人によると思います。

 僕の場合は1年と数カ月通ってみて、とても満足しています。

 すぐに大学に行けたり、友達とも気軽に遊べる点がとても良いです。

 バイト先が遠く(片道30分と少し)、電車の本数も少ない(1時間に2本)というデメリットもありますが、総合的には満足しています。

 僕の場合は何がなんでも、満員電車に乗って、家から遠い大学に通いたくなかったので、そこの条件がクリアされただけでも嬉しかったです。

 

 人によっては、逆にこの生活が嫌だという人もいると思うので、今回紹介したことを参考にして、自分の向き不向きを知ってほしいです。

 

 

 今回の記事は主に僕の経験を基に書いたため、地方国公立大にはあくまでもこういう傾向があるという認識を持っていただくだけで結構です。

 実際には多種多様な大学があり、条件も本当にそれぞれだと思います。

 進学したい大学がある場合は、実際に現地に行ってみるなり、進学者に話を聞くなり、インターネットで情報を調べるなりして、後悔のないような大学進学にしてほしいです。

 

 

 

 

 最後までお読みいただきありがとうございました!

 

 

 

 

 

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