どうもnashikuraです。
もうすぐ大学入学共通テストの時期ですね。
新型コロナの影響が心配されていますが、受験生が全力を発揮できるよう、無事行われることを願っています。
そこで、今回はタイトルにもある通り、去年のセンター試験(共通テスト前最後のセンター試験)本番で、理系である僕が数学ⅠAで40点台を叩き出した(?)経験と、その防止策について書いていきたいと思います。
自分の失敗談が今年度やそれ以降の受験生の参考に少しでもなり、僕のように本番で失敗する受験生がいなくなることを願ってこの記事を書いています。
- 1 僕がどういったレベルの受験生だったか
- 2 直前期に対策はしっかりしていたのか
- 3 本番で何があったのか
- 4 解き終わった直後の感覚
- 5 自己採点したときの絶望
- 6 なぜこれほどの点数をとってしまったのか
- 7 唯一良かったこと
- 8 こういった悪夢を防ぐには
- 9 最後に
1 僕がどういったレベルの受験生だったか
まず前提として、去年僕は公立の進学校(偏差値70くらい)から国公立理系(金岡千広レベル)を第一志望としていた受験生で、数学は理系の中では得意でも苦手でもありませんでした。
センター形式の模試では、数学はだいたいⅠAが70~90、ⅡBが60~80くらいを推移していました。
そして本番では、ⅠAが85点、ⅡBが75点を目標にしており、数学の合計で8割とることが理想でした。
2 直前期に対策はしっかりしていたのか
センター試験の直前期(ちょうど去年の今頃ですね)、僕は毎日のように過去問や複数の予備校のセンターパックをやり込んでおり、数学は特に重点的にやっていました。
どちらかといえばⅡBの方が苦手であり、ⅠAが70点を下回ることは一度もなかったと記憶しています。
3 本番で何があったのか
2日目の一科目め、数学ⅠA。
1日目の文系科目の調子は悪くなく、自己採点はしていませんでしたが、感覚的には目標点には届いていた気がしていました。そのため、数学ではいつも通り解ければ問題ないという気持ちで臨もうと気持ちを入れていました。
そんな中、数ⅠAの試験が始まりました。
第一問から解いていると、「あれ、、最後の方、パッと見わからないぞ」となり、飛ばしました。
まあ、こんなことは今までも何度もありましたし、全然冷静でした。
しかし、次の大門に行き、これもまた途中までしか解けませんでした。もう少し考えれば最後まで解けた気がしますが、これも飛ばします。
ここから徐々に調子が悪くなっていきます。
次の大門も途中までしか分からず、「ヤバい、、まだ0完だぞ、、。センター試験で、、」
ここで完全にテンパってしまします。
次の大門に行くも、飛ばした問題のことが心配になって、文章の内容が頭に入って来ず、全く集中できませんでした。
この時、僕はめっちゃ手汗を書いており、手も震えていました。そして、「これ本番だぞ、、、マジでこのままだったら大学行けないかも、、、ヤバいヤバいヤバい、、、」と、試験内容とは全く関係ないことを考え始め、そしてさらに集中できなくなるという負の連鎖を引き起こしてしまいました。
最終的に完答した大門はなく、そのため配点が高い問題を悉く落としており、40点台後半を叩き出してしまします。
数学ⅠAにおける今までの史上最悪のパフォーマンスでした。
4 解き終わった直後の感覚
「終わったな、、、(絶望)」と、思いました。
しかし、さすがに60点くらいは取れているだろうと勝手に考えており、もしかしたらⅡBと理科で挽回できるかもと、少し希望は抱いていました。
そのおかげか、このⅠAの大打撃は後の科目にはほとんど響きませんでした。
実際、難化したとされる数ⅡBでも70点を取ることができました。
5 自己採点したときの絶望
家に帰り、ⅠAの自己採点をしていた時には全身が震え、涙が止まりませんでした。(一切誇張はしていません)
何度か自己採点を繰り返しても点数は変わらず、長い受験期を通じて一番絶望した瞬間でした。
合計点も目標としていた志望大学のボーダーには届かず、この時は本当にこの数学ⅠAを恨みました。
6 なぜこれほどの点数をとってしまったのか
この要因として個人的には、➀問題の出題傾向が以前と変わった、②すらすら問題を解けると勝手に思っていた、③焦り過ぎた、という3つがあると思っています。
それぞれについて見ていきましょう。
➀問題の出題傾向が以前と変わった
どの予備校の講評を見ても、この年の数学ⅠAでは目新しい問題が出題され、全体的に難化したと書いてあります。
最後のセンター試験であったため、出題傾向が少し変わることはまことしやかに言われていましたが、ここまで難化するとはおそらく誰も思っていなかったでしょう。
僕はこの変化に柔軟に対応しきれず、見事被害者となってしまいましたw
②すらすら問題を解けると勝手に思っていた
これに関しては、今までの過去問、模試などの経験から、ⅠAは8割くらい、悪くても7割前後はとれると勝手に思い込んでいました。
こういう自信を持っていたことはとても良かったですが、今回はこれが裏目に出てしまいます。
第一問からすでにすんなり解けない問題があり、さらにそれが次の大門でも続き、そして自分の計画が崩れてしまったと思いました。そこで臨機応変に対応できなかった点が悪かったです。
③焦り過ぎた
これは完全に精神的な面ですね。
すんなり解けない問題が多くあったことで大変焦り、途中で一度頭が完全に真っ白になりました。問題文がまともに読めなくなり、簡単な足し算にも1分以上使ってしまいました。
このせいで、本来であれば少し考えれば解ける問題を多く見落としてしまい、結構な点数を失ってしまいました。
焦り過ぎて落ち着くことができなかったのが悪かった点です。
7 唯一良かったこと
数学ⅠAの試験後の話になりますが、うまく切り替えられた点が本当に良かったと思っています。
先述しましたが、このダメージが後の科目の解答に影響しなかったのが幸いでした。
僕はなぜか、試験が一旦終われば「自分はできた」という根拠のない自信を持つことが常にできたいたため、終わった試験の出来具合を引きずるということはありませんでした。
8 こういった悪夢を防ぐには
僕のような状態に陥らないようにするには、①傾向や難易度は変わることを把握し、何があっても焦らない、ということがとても重要です。
まず、前年度やそれ以前の傾向は必ずしも続かないということを念頭に置いておくべきです。センター試験や共通テストに限らず全ての試験で言えることですが、傾向が変わっても臨機応変に対応できるように多くの対策や事前準備をとることが重要であり、本番でも焦らないことが大事です。
次に、「自分が解けなければみんなも解けない」という考え方を忘れないことです。これはもう受験生の心構えとして基本中の基本ですが、僕のように本番で焦ってしまうとこれは忘れがちです。センター試験でも過去に平均点がえげつないくらい低い年があるように、自分が解けない問題はみんなも解けないから大丈夫だ、ということを忘れず、焦らないで問題を解くことが大変重要です。
9 最後に
共通テスト(センター試験)などの大学入試本番では、非常にプレッシャーを感じます。親や先生がどれだけ自分をサポートしてくれたか、どれだけ多くの時間やお金をこの時のために犠牲にしてきたかなど、受験生には精神的な負担がとてもかかります。
こういったことから適度な緊張感を持つことは重要ですが、必要以上に緊張をしてしまったりプレッシャーを感じてしまったりすると、本来自分が持っている実力すら発揮できない場合があります。
入試本番はあくまでも自分の実力を最大限に発揮するためのものです。解けない問題を無理に考えるのではなく、自分の解ける問題をいかに落とさないかがポイントになります。(僕が受験生の時に誰かが言ってたことですw)
僕はこれを数学ⅠAでは実行できませんでしたので、この記事を読んでいる人で僕のような絶望を味わいたくない人は、こうしたことを頭の片隅に入れながら、試験に挑んでください!
応援しています!
長い記事でしたが、最後までお読みいただきありがとうございました。