どうも、大学生のnashikuraです。
高校の通学時間と言えば、本当に人それぞれだと思います。
徒歩5分以内の人もいれば、片道1時間半近くかけて通ってる人も中にかいるはずです。
今回の記事では、主に僕の実体験を基に、高校の通学時間が長いメリットとデメリットについて解説していこうと思います。
近くの高校に行こうか、それとも遠めの高校にしようか迷っている人や、その保護者の方の参考になれば幸いです。
※この記事では、高校の片道の通学時間が平均1時間以上の場合を「長い」と定義し、主に電車やバスなどの公共交通機関を利用する場合を想定しています。
目次
僕の高校時代の通学時間について少しだけ
この記事の参考にするため、僕の高校時代の通学時間について少しだけ書きます。
僕は高校時代は、神奈川県内(某市から横浜市内まで)で電車通学をしており、家から学校までだいたい平均で片道1時間5~10分ほどかかっていました。
電車を1本乗り継いでおり、片道の電車に乗っている合計時間は約40分でした。
これらの情報を参考にし、以下の記事の続きを読んでいただきたいです。
高校の通学時間が長いメリット
通学中に勉強ができる
早速ですが、これがおそらく最大のメリットだと感じています。
電車内だと一見勉強になんか集中できないと思うかもしれませんが、それが意外とできるのです。
特に英単語、古文単語、地理歴史などといった暗記系の科目は非常に行いやすいと感じています。
これは僕の個人的な考えかもしれないですが、こういった暗記系のものは自宅や自習室でやる気がいまいち起きません。
そこで、暗記系の科目を移動中に行うことができれば、わざわざ机の前でやる必要がなくなり、数学などのより重い科目に時間を割くことが可能になります。
また、朝の通学時にその日のテストの内容を勉強すると意外と思っている以上に身に付きやすいと感じています。
実際に僕も高校時代は、英単語や古文単語の小テストがある日や、定期テスト前などは必ず電車内で勉強するようにしており、結果にもかなり結びついていました。
また、受験期は毎日欠かさずセンター地理の勉強を移動中に行い、自宅や自習室での過去問のアウトプットだけで80点をマークすることができました。
(地方国立理系にしたら高い点数だと思います。)
ほぼ移動中に行った勉強だけでセンター地理8割をとれたので、かなり効果があることが分かると思います。
定期圏内に無料で行ける
これも金銭的には大きなメリットです。
高校生は基本的に親に定期代を払ってもらっていると思うので、実質無料で定期圏内をいつでも移動することが可能です。
学校が休みの日でも遊びに行ったり、遠くの塾や予備校に通うこともできます。
僕も実際に定期圏内のスポーツクラブや塾に通っている時期もありましたし、部活の遠征時にも定期があるおかげで交通費が結構浮きました。
特に自宅よりも都会方面にある学校に通っている人にとっては、かなり大きなメリットだと思います。
友達ができる可能性が高くなる
これは僕も意外と気付かなかったのですが、大学に入って電車を使わなくなってからはじめてそのありがたみを知りました。
高校生は同じ学校の人と仲良くなりやすく、帰る方面が一緒ならなおさらです。
駅までみんなで歩いたり、電車内でも様々な話をしたりと、僕はかなり楽しかったです。
僕は30分近く電車が一緒の部活の後輩何人かととても仲良くなり、お互いに卒業した今でも友達のような関係です。
きっと電車通学でなければそれほど仲良くはなっていないと思いました。
また、偶然誰かに会って普段あまり話さない人と仲良くなったりと、高校生ならではの繋がりが生まれやすいです。
(もしかしたら、恋愛にも発展するかもしれません。)
友達とは少し違いますが、毎日同じ最寄り駅から乗る他校の可愛い高校生がおり、彼女を観ることも些細な楽しみでもありましたね。
(キモいと思った人がいればごめんなさい、、、)
どれも徒歩や自転車通学の人には味わえない楽しみだったと思います。
社会について学べる
これはメリットと呼べるかどうかは微妙ですが、一応ここに書きます。
電車などの公共交通機関には本当に様々な人が乗っています。
そして、特に朝や終電前の時間帯は様々な状況に遭遇します。
席の取り合いなどに些細なことによって喧嘩する人、駅のホームで吐いている人、おそらく排泄物のある車両など、これだけでも僕が経験したものです。
さらに、僕の乗る電車はまだマシだったのですが、反対方面の電車は毎日のように満員で、インドの電車を見ているみたいでした。
こういったことはできれば経験したくないものですが、一度は社会を知るために経験することも悪くなかったように思います。
そしてこの経験から、僕が大学は絶対に公共交通機関で通学したくないと思い、地方大学を目指しました。
現在、電車を使わない大学生活ははっきり言って最高です。
社会を早いうちから学べたことが良かったと思います。
高校の通学時間が長いデメリット
多くの時間を無駄にする可能性がある
最初に移動時間を勉強に使うことについて書きましたが、逆にその時間をスマホなどの無駄なことに使えば、本当に多くの時間を浪費してしまいます。
往復が2時間だとすれば、年間の登校日数を200日(少なめ)と仮定しても、一年で400時間、3年で1200時間を無駄にしてしまいます。
仮にそのすべての時間を勉強に充てることができれば、ワンランク、いや、ツーランク上の大学を目指すことも十分可能です。
すべてとは言いませんが、通学時間が長い人は、少なくとも通学時間の半分は勉強に充てることをおすすめします。
ストレスが溜まる
先ほども書きましたが、公共交通機関を利用する以上様々な出来事が発生し、ストレスが溜まることも多いです。
特に満員や満員に近い状態の電車やバスに乗っている人は、知らないうちにかなり疲労しているはずです。
学校が楽しければあまり問題はないと思いますが、それで学校が楽しくなければ、、、
とても辛いと思います。
遅延に巻き込まれやすい
これもかなりありますね。
数カ月に一度は必ず大きな遅延に巻き込まれていました。
悪天候や人身事故、車両故障など、特に朝の電車の遅延はひどいものが多いです。
(鉄道会社の方々は本当に頑張っておられると思います。)
しかし電車の場合、遅延証明書を改札でもらって先生に渡せば遅刻にはならないため、授業がサボれるという点ではメリットかもしれませんね。
まとめ
本当に行く価値のある高校でなければ、できるだけ家から近い高校(片道30分以内)をおすすめすします。
僕は自宅から自転車で20分ほどのところに偏差値65程度の進学校があったのですが、結局1時間以上かかる偏差値70超の高校の方に行きました。
確かに毎朝7時前に起き、7時半前に家を出て、部活終わりには遅い時で20時以降に帰宅し、さらにそこから2時間勉強するという、大学生になった今思えばかなりハードは生活をしていました。
(今では9時に起きるのも辛い、、、)
しかし、高校生活は勉強面だけでなく、部活、行事、人間関係もかなり充実しており、毎日学校に行くことが楽しみだったので、その生活はほとんど苦に感じませんでした。
(授業中や自習室に寝てしまうことは多々ありましたが、、、)
受験生の方で、もし通学時間が長い高校に行こうとしている人がいれば、その高校は本当に行く価値があるのかどうかを判断し、通学時間や条件などと天秤にかけてほしいと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。